みなさま、こんにちは。modelic専属ライターの香織です。

現在は副業でモデル活動もしていて、エステサロンやアパレルブランドの撮影などに参加しています。

モデルの世界にいると、意外な職業の人に出会うことが本当に多いんです。

看護師、薬剤師、弁護士、学校の先生…。

私自身、撮影現場で「え、本業は看護師なんですか!?」と驚いた経験が何度もあります。

先日も、久しぶりに会った友人から「実は今、看護師として働きながらモデルの仕事もしているんだ」と聞いて、思わず根掘り葉掘り話を聞いてしまいました。

夜勤明けにそのまま撮影へ向かうこともあるという彼女の話は、想像以上にハードで、でもキラキラしていて。

「看護師 モデルって実際どうなの?」「両立できるものなの?」そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、看護師として働きながらモデル活動をしている友人の体験談をもとに、看護師モデルという働き方のリアルな実態や始め方、収入面のことまで詳しくお伝えしていきます。

看護師の仕事をしながらモデルに挑戦してみたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。

看護師モデルって本当にいるの?

「看護師さんがモデルなんてできない」と思っていませんか?意外と多いんです。

「看護師モデル」と聞くと、なんだか特別な存在に思えるかもしれません。でも実際、編集部や撮影現場で看護師の資格を持ちながらモデル活動をしている人に出会う機会は意外と多いんです。

私が以前所属していた芸能事務所にも、看護師として病院で働きながら読者モデルとして雑誌に登場している人たちがいました。医療系の広告モデルとして活躍している看護師さんもいれば、一般的なファッション誌やインスタグラムでPR案件を受けている看護師モデルもいます。

看護師の仕事とモデルの仕事は、一見まったく違う世界のように感じるかもしれません。でも実は、遠いようで近い部分もあるんです。

たとえば、患者さんとのコミュニケーション能力。看護師として患者さんの気持ちに寄り添い、信頼関係を築く力は、撮影現場でカメラマンやスタッフと良好な関係を作ることにも活きてきます。また、看護師の仕事で培った観察力や気配りは、撮影時の細かな指示にすぐ対応できる柔軟性につながります。

そして何より、看護師であることが武器になる場面もたくさんあります。医療系の広告や健康関連の案件では「現役看護師」という肩書きそのものが大きな信頼性を生み出すからです。ナース服モデルの仕事なんかは、看護師の資格や経験があると圧倒的に有利ですよね。

私も副業でモデル活動をしていて感じるのですが、「本業がある」ということは決してマイナスではありません。むしろ、その人ならではの個性や専門性として評価されることも多いんです。

看護師になりながらモデルを始めた理由(友人体験談)

看護学生時代はそんなこと考えていなかった

友人に「いつからモデルに興味があったの?」と聞いてみたところ、意外な答えが返ってきました。

「看護学生のときは、モデルなんて自分とは無縁の世界だと思っていました」

彼女が通っていた看護学校は実習も厳しく、課題も多く、国試対策にも追われる日々だったそうです。

実習先の病院では先輩看護師さんの姿勢を見て学び、患者さんとのコミュニケーションを大切にしながら、とにかく看護師になることだけを考えていた時期でした。

「実習中は毎日クタクタで、オシャレする余裕もなかったし、モデルの仕事をするなんて夢にも思っていなかったんです」と笑いながら話してくれました。

新人時代も同じで、覚えることが山ほどあって、先輩に怒られないように必死で、自分のことなんて考える余裕はなかったそうです。

看護師として働き始めてからも、夜勤に入るようになり、体力的にもきつい日々が続いていたと言っていました。

「当時は、看護師の仕事を続けていくことで精一杯でしたね」という言葉が、とても印象的でした。

きっかけは知人の紹介だった

では、どうして看護師としてのキャリアを積んでいた彼女がモデルの世界に足を踏み入れることになったのでしょうか。

きっかけは、知人からの紹介でした。

「友達が読者モデルの仕事をしていて、『一緒にやってみない?』って軽く誘われたんです。最初は『私には無理』って断っていたんですけど、何度か誘われるうちに『一度だけなら』という気持ちで参加してみたんです」

その最初の撮影が、思いのほか楽しかったのだそう。普段は白衣を着て患者さんと接する仕事をしているからこそ、全く違う服を着て、カメラの前に立つという非日常が新鮮に感じられたと言っていました。

「まさか自分がモデルをするとは思っていなかった」という言葉を何度も繰り返していたのが印象的で、彼女自身も自分の人生がこんな風に展開するとは予想していなかったようです。

読者モデルからスタートした彼女は、徐々に撮影の機会が増え、医療系の広告モデルの仕事も舞い込むようになっていきました。看護師という本業があることが、かえって仕事の幅を広げることにつながったんですね。

看護師とモデルの両立は想像以上にハード

友人の話を聞いていて一番驚いたのが、スケジュールの過酷さでした。

夜勤明けに撮影へ向かう日も

友人の話を聞いていて一番驚いたのが、スケジュールの過酷さでした。

看護師の仕事は、夜勤があることも多いですよね。彼女の場合、月に数回の夜勤をこなしながら、合間を縫ってモデルの撮影に入っているそうです。

「夜勤明けの朝、そのまま撮影現場に向かったこともありました。さすがに顔はむくんでいるし、目の下にクマもできているし…メイクさんに『大丈夫?』って心配されましたね」

撮影のスケジュールは、基本的に平日の日中に入ることが多いため、夜勤明けや休日を使って調整せざるを得ない状況が続いているとのこと。

病院のシフトが確定してから、空いている日に撮影を入れるという流れなので、予定を組むのも一苦労だと話していました。

「本当にギリギリのスケジュールで動いているので、体調管理には人一倍気を使っています。

どちらの仕事にも迷惑をかけられないので」という言葉に、彼女の真面目な性格と責任感の強さが表れていました。

体力との戦い

看護師の仕事は立ち仕事が中心で、患者さんの移動介助や処置など、体力を使う場面も多いですよね。

そこにモデルの撮影が加わると、体力的な負担は相当なものになります。

「撮影も、実は立ちっぱなしなんですよね。しかもヒールを履いていることが多いので、足はパンパンになります」と彼女は苦笑いしていました。

看護師として夜勤をこなし、患者さんのケアをし、さらに撮影で何時間も立ち続ける。そのサイクルを繰り返していると、体力の限界を感じることもあるそうです。

「若いうちはまだ何とかなっていますけど、この働き方をいつまで続けられるかな…とは正直思います」という本音も聞かせてくれました。

体力との戦いは、看護師とモデルを両立する上で最も大きな課題の一つなのかもしれません。

職場や患者さんへの配慮

看護師としてモデル活動をする上で、もう一つ気を使っているのが「身バレ」の問題だそうです。

職場の同僚や患者さんにモデルの仕事をしていることが知られると、どう思われるか分からない。

特に患者さんからの信頼を失いたくないという気持ちが強いため、SNSでの発信にはかなり注意を払っているとのことでした。

「インスタグラムは鍵アカウントにしていますし、投稿する写真も職場が特定されないように気をつけています。モデルの仕事で撮影した写真も、すぐには投稿せずに少し時間を置いてからアップするようにしているんです」

また、職場には一応、副業としてモデルの仕事をしていることを伝えているそうですが、詳しい活動内容まではあまり話していないとのこと。

看護師という仕事の性質上、プライバシーや信頼性がとても重要なので、慎重になる気持ちはよく分かります。

「患者さんの前では、あくまで看護師としての自分でいたい。モデルの顔を見せるつもりはないんです」という彼女の姿勢には、看護師としてのプロ意識を強く感じました。

看護師モデルの仕事にはどんなものがある?

ここからは、看護師がモデルとして活動する場合、実際にどんな仕事があるのかを具体的に見ていきましょう。

まず多いのが、医療広告の仕事です。病院やクリニックのホームページ、医療系サービスのパンフレット、健康食品や医療機器の広告など、医療に関連する案件では「現役看護師」という肩書きが非常に重宝されます。説得力が違うんですよね。

次に、ナース服モデル。これは看護師ならではの仕事と言えるかもしれません。ナース服や医療用品のカタログモデル、看護学校のパンフレットモデルなどがこれに当たります。看護師の仕事を知っているからこそ、自然な立ち振る舞いができるのが強みです。

雑誌読者モデルとして活動している看護師さんも多くいます。ファッション誌やライフスタイル誌で「働く女性」としての特集に登場したり、職業紹介のコーナーで取り上げられたりすることもあります。私の友人も、最初は読者モデルからスタートしました。

最近増えているのが、インスタグラムでのPR案件です。看護師としての日常やライフスタイルを発信しながら、美容系やサプリメント系の商品を紹介するインフルエンサー的な活動をしている人もいます。フォロワー数が増えれば、企業から直接お声がかかることもあるそうです。

そして、イベント出演。医療系のイベントや健康フェア、看護師向けのセミナーなどで、司会やアシスタントとして登壇する機会もあります。人前に立つことが得意な看護師さんにとっては、やりがいのある仕事ですよね。

友人も「医療系の案件は、看護師の資格があるだけで信頼してもらえるから、やりやすいです」と話していました。モデルとしての経験がまだ浅くても、看護師という専門性が活きる場面は多いようです。

収入は?副業として現実的?

実際、モデルの仕事ってどれくらい稼げるの?

ここまで読んで「実際、モデルの仕事ってどれくらい稼げるの?」と気になっている方も多いと思います。正直なところをお伝えしますね。

モデルの仕事の単価は、案件によって大きく異なります。読者モデルであれば1回の撮影で数千円から1万円程度、医療広告のモデルであれば1〜5万円程度、インスタグラムのPR案件なら商品提供のみというケースから数万円の報酬があるケースまでさまざまです。

友人の場合、月に2〜3回の撮影をこなして、だいたい月3〜5万円ほどの収入になっているそうです。年間にすると、40〜60万円くらいでしょうか。

「看護師の収入とのバランスで考えると、モデルの仕事はあくまでプラスαです。生活の柱にするのは難しいですね」と彼女は現実的な話をしてくれました。

看護師としての収入がしっかりあるからこそ、モデルの仕事を「好きなこと」として楽しめる部分もあるのかもしれません。逆に言えば、モデルの仕事だけで生計を立てようとすると、かなり厳しい戦いになるということです。

「生活の柱」ではなく「プラスα」として考えるのが、副業モデルとして現実的な見方だと私も思います。お小遣い稼ぎや自己実現の一つとして捉えるのが、ちょうど良いスタンスなのではないでしょうか。

看護師がモデル活動を始めるには

最初の一歩は「写真を撮ること」

「看護師だけど、モデルの仕事に興味がある」という方へ、友人の経験をもとに始め方をお伝えします。

まず最初の一歩は、とにかく写真を撮ることです。

モデルの仕事を始めるには、自分の写真が必要になります。いわゆるポートフォリオですね。

最初からプロのカメラマンに頼む必要はありません。友達に撮ってもらった自然な写真や、スマホで撮ったセルフポートレートでも十分です。

「私も最初は、友達と遊びに行ったときに撮ってもらった写真を使いました。特別なことは何もしていないんです」と友人は話していました。

大切なのは、自分の雰囲気が伝わる写真を何枚か用意しておくこと。全身が写っているもの、顔がはっきり分かるもの、笑顔のもの、真面目な表情のものなど、バリエーションがあると良いですね。

写真が準備できたら、次のステップに進みましょう。

事務所に入る?フリー?

モデル活動を始める方法は、大きく分けて二つあります。芸能事務所に所属するか、フリーランスとして活動するかです。

芸能事務所に所属するメリットは、事務所が仕事を紹介してくれる点です。オーディションの情報も入ってきますし、撮影のスケジュール調整なども事務所がサポートしてくれます。ただし、所属するためにはオーディションに合格する必要があり、レッスン料や登録料がかかる場合もあります。

一方、フリーランスモデルとして活動する場合は、自分で営業して仕事を取りに行く必要があります。SNSで発信したり、モデル募集の案件に応募したり、知人のつてを頼ったりと、自分から動くことが求められます。

友人は「最初は知人の紹介でフリーとして活動していましたが、後から小さな事務所に所属しました。看護師の仕事があるので、あまりガツガツ営業する時間もなくて…」と話していました。

看護師として働きながらモデル活動をする場合、スケジュール調整が最大の課題になります。事務所に所属していれば、ある程度スケジュールの融通を聞いてもらいやすいというメリットもあるようです。

自分の働き方や生活スタイルに合わせて、どちらが向いているかを考えてみてください。

SNSの使い方がカギ

現代のモデル活動において、SNS、特にインスタグラムの活用は欠かせません。

「インスタグラムでフォロワーが増えると、企業から直接お声がかかることもあります。私も何度かPR案件の依頼をいただきました」と友人は言っていました。

ただし、看護師という職業柄、SNSの使い方には注意が必要です。患者さんや職場の情報が漏れないように配慮しながら、自分らしさを発信していくバランス感覚が求められます。

投稿する内容としては、ファッションやライフスタイル、美容、健康に関することなど、看護師としての専門知識を活かせるテーマがおすすめです。「現役看護師が実践している健康習慣」「夜勤明けのスキンケア」といった切り口は、フォロワーにとっても価値のある情報になりますよね。

SNSを通じて自分の個性や価値観を発信していくことで、モデルとしての仕事の幅も広がっていきます。

それでも彼女が看護師を続けている理由

ここまで、看護師とモデルの両立の大変さについて色々とお伝えしてきました。正直、かなりハードな働き方だと感じた方も多いと思います。

では、なぜ友人は看護師の仕事を辞めずに続けているのでしょうか。

「患者さんとの関わりが、やっぱり何よりも大きいんです」と彼女は即答しました。

看護師として患者さんのそばにいて、回復していく姿を見られること。感謝の言葉をかけてもらえること。時には厳しい場面に立ち会うこともあるけれど、それでも「人の役に立てている」という実感が得られること。

「モデルの仕事も楽しいし、やりがいもあります。でも、看護師という仕事はやっぱり好きなんです。これは譲れないですね」

モデルだけでは得られないやりがいが、看護師の仕事にはあるのだと、彼女の言葉から強く感じました。

また、将来的には助産師の資格を取りたいとも話していました。「出産に関わる仕事がしたい。助産学を学んで、もっと深く女性の人生に寄り添える看護師になりたい」という夢を持っているそうです。

モデルの仕事は、あくまで人生を豊かにするプラスαの活動。本当に大切にしているのは、看護師としてのキャリアと患者さんとの関係性なんだと、改めて感じました。

看護師モデルという働き方は”特別”じゃなくなってきている

ここまで、友人の体験談をもとに看護師モデルという働き方のリアルをお伝えしてきました。

正直なところ、両立は決して楽ではありません。夜勤明けに撮影へ向かう日もあれば、体力的にきついと感じる瞬間もある。職場や患者さんへの配慮も必要だし、スケジュール管理も大変です。

でも、不可能ではないんです。

実際に看護師として働きながらモデル活動をしている人たちは、確実に増えてきています。私が撮影現場で出会った看護師モデルの人たちも、みんな自分なりの工夫をしながら、両方の仕事を大切にしていました。

昔は「モデル=芸能界の人」というイメージが強かったかもしれません。でも今は、インスタグラムやSNSの普及によって、誰もがモデルとして活動できる時代になりました。看護師という本業を持ちながら、週末だけモデルをする。夜勤のない日に撮影を入れる。そんな働き方が、もう”特別”なことではなくなってきているんです。

友人も「最初は自分がモデルをするなんて思ってもみなかったけど、やってみたら意外と楽しかった。看護師の仕事があるからこそ、モデルの仕事も心から楽しめている気がします」と話していました。

両立は大変だけど、それぞれの仕事から得られるものがあって、人生が豊かになっている。そんな実感を持っているようでした。

もしあなたが今、「看護師だけど、モデルにも興味がある」「でも私には無理かな…」と思っているなら、まずは一歩踏み出してみてください。

写真を撮ってみる。SNSで発信してみる。読者モデルの募集に応募してみる。小さな一歩でいいんです。

看護師でもモデルは目指せます。あなたの看護師としての経験や知識は、モデルの世界でもきっと武器になります。医療系の案件では、現役看護師という肩書きが何よりの強みになることもあります。

そして何より、「やってみたい」と思う気持ちを大切にしてほしいんです。

私自身、副業でモデルを始めて、人生の選択肢が広がったと感じています。新しいことに挑戦する楽しさ、いろんな人と出会える喜び、自分の新しい一面を発見できる驚き。そういったものが、日常に彩りを与えてくれています。

看護師の仕事は本当に素晴らしい仕事です。でも、それだけが人生のすべてである必要はありません。モデルという活動を通じて、また違った自分に出会えるかもしれません。

この記事を読んでくださっているmodelic読者のみなさんの中にも、看護師として働きながら「何か新しいことを始めてみたい」と思っている方がいるかもしれませんね。

あなたの「やってみたい」という気持ちを、ぜひ応援したいと思います。

看護師モデルという働き方は、あなたが思っているよりもずっと身近なものになってきています。友人のように、ふとしたきっかけから新しい世界が開けることもあります。

大切なのは、最初の一歩を踏み出す勇気だけ。

あなたの挑戦を、心から応援しています。