東京でモデルを募集しようとしている企業の担当者の方、こんな悩みを抱えていませんか?

「どこで募集すればいいかわからない」

「費用相場が不透明で不安」

「SNSで募集したら質がバラバラだった」

私自身、学生時代から芸能事務所に所属してモデル活動をしていた経験があり、現在もフリーランスとして東京都内で撮影の仕事を受けています。

だからこそ、企業側とモデル側、両方の立場から見えてくる「本音」や「現場のリアル」があるんです。

撮影現場では、遅刻やキャンセル、スキルのばらつきといったトラブルは珍しくありません。

でも実は、そのほとんどは「募集時の情報不足」や「雇用形態の誤解」が原因なんです。

逆に言えば、最初の募集段階でしっかりポイントを押さえておけば、こうした失敗は防げます。

この記事では、東京でモデルを募集する際の「募集媒体の選び方」「雇用形態の正しい理解」「撮影要件の明確化」という3つの最重要ポイントを、現役モデル経験者だからこそわかる視点で徹底解説します。

初めての方でも、今日から実践できる具体的なノウハウをお伝えしますので、ぜひ最後までお付き合いください。この記事を読めば、失敗しない採用プロセスを構築できるようになりますよ。

東京でモデルを募集する主な方法【まずは全体像を理解】

「東京 モデル 募集」と検索した方は、仕事探しをしているモデルに効率よくアプローチできるヒントが知りたいはず。

東京都内でモデルを募集する方法は、大きく分けて3つあります。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、案件の内容や予算に合わせて選ぶことが大切です。

私自身、これまでさまざまな経路で仕事を受けてきましたが、どの方法で募集されるかによって集まるモデルの質や対応力が大きく変わると感じています。

方法① モデル事務所に依頼する

東京都渋谷区や東京都港区には、大手のモデル事務所が数多く集まっています。

事務所所属のモデルは、基本的にマナー研修やポージング指導を受けているため、撮影モデルとしての安定感が段違いです。

私が以前所属していた事務所でも、新人研修で「時間厳守」「クライアントへの言葉遣い」「撮影現場でのふるまい方」といった基礎を徹底的に叩き込まれました。

だからこそ、事務所経由で来るモデルはトラブルが少なく、撮影もスムーズに進むんです。

メリットは、キャスティングが早く、プロ意識の高いモデルが多いこと。

撮影会やファッションショーなど、複数人のモデルが必要な案件でも、事務所が一括で手配してくれるので手間がかかりません。

デメリットは、ギャランティが高めになること。

事務所のマージンが入るため、フリーランスのモデルに直接依頼するよりもコストがかかります。

ただし、その分トラブルリスクが低いので、初めてモデルを募集する企業や、失敗できない重要な撮影には事務所経由がおすすめです。

方法② マッチングサービス・SNSで直接募集

最近増えているのが、マッチングサービスやSNSを使って直接モデルを募集する方法です。

ECサイトの商品撮影や広告モデルの案件では、この方法を選ぶ企業も多いですね。

私自身、InstagramのDMで「撮影モデルを募集しております」というメッセージをいただいて仕事につながったことが何度もあります。

企業側からすると、中間マージンがかからず、モデルのSNSアカウントやこれまでの写真を事前にチェックできるのが大きなメリットです。

ただし、リアルな現場感としては、SNS経由で来る応募者はスキル差がかなり大きいです。

プロ意識の高い方もいれば、「モデルに興味があって応募してみました」という初心者の方もいます。

撮影経験がほとんどなく、ポージングや表情作りに戸惑ってしまうケースも少なくありません。

SNSで募集する際は、「〇〇の撮影モデルを募集しております」「未経験の方も歓迎」といった具体的な文言を入れると、応募者側も安心して連絡しやすくなります。

また、応募時に簡単なポートフォリオや過去の撮影データを送ってもらうと、事前にスキルレベルを把握できるのでおすすめです。

方法③ 求人媒体に掲載(アルバイト パートの募集形式)

東京都新宿区や渋谷区などの求人サイトで、「モデル募集」「撮影スタッフ募集」といった形で掲載する方法もあります。

この場合、雇用形態はアルバイトやパートとして短時間の撮影会を行うケースが多いです。

求人情報として掲載するメリットは、幅広い層にリーチできること。学生や主婦など、スキマ時間を活用したい方からの応募が集まりやすいです。

私も子育て中の今は、「週1回、2時間程度の撮影」といった条件のお仕事を求人サイトで探すことがあります。

ただし、雇用形態を明確にしておかないとトラブルになりやすいので注意が必要です。

アルバイト・パート・業務委託では、労働契約の内容や社会保険の扱いが全く異なります。この点については後ほど詳しく解説しますが、募集段階で「業務委託」なのか「パート」なのかをはっきり示しておくことが大切です。

また、「の求人」として掲載する際は、職種欄に「撮影モデル」「広告モデル」など具体的に記載すると、検索でヒットしやすくなります。勤務地や勤務時間、交通費の支給有無といった基本情報も漏れなく記載しましょう。

モデル募集の費用相場|1回いくら?ギャラ基準を経験者が解説

正社員なのかバイトなのかで求められるスキルが異なり、働く条件が変わるように、モデルとしての案件なのか、モニターとしての案件なのかで費用相場も変わってくる。

「モデルは1回いくら稼げますか?」

これは、企業側もモデル側も気になるポイントですよね。

実は、モデルのギャラは案件内容や使用範囲によって大きく変わるため、一概に「この金額」とは言えません。ここでは、私自身の経験も交えながら、リアルな費用相場をお伝えします。

撮影モデルの費用相場

撮影モデルの費用は、最低ラインで2,000円程度から、高額案件では1回3万円を超えることもあります。この幅の広さには、ちゃんと理由があるんです。

まず、撮影内容によって相場が変わります。ECサイトの商品撮影なら比較的低めで、時給1,500円から2,000円程度。一方、広告用の撮影や企業のプロモーション動画となると、1回1万円から3万円が相場になります。

また、東京都新宿区や渋谷区といった都心部では、地方に比べてギャラ相場が高めです。これは、撮影スタジオの賃料や交通費などのコストが高いことに加え、モデル側の移動コストも考慮されているからです。私も渋谷駅周辺のスタジオでの撮影は、他のエリアより報酬が良い傾向があると感じています。

さらに、使用範囲が広いほどギャラは高くなります。「社内資料のみ」という限定使用なら低めですが、「全国のWebサイトやSNSで使用」「テレビCMで放映」となれば、当然ギャラも跳ね上がります。

なぜ同じ案件でもギャラ差が生まれるのか

同じような撮影でも、モデルによってギャラが違うことがあります。これには、いくつかの要因が絡んでいます。

まず、使用範囲と撮影データの権利です。撮影した写真や動画をどこまで使うのか、二次使用は可能なのか、といった条件によってギャラが変動します。私の経験では、「1年間限定使用」と「永続的な使用権譲渡」では、ギャラが2倍以上違うこともありました。

次に、時間拘束の長さも重要です。2時間で終わる撮影と、丸一日拘束される撮影では、当然報酬が異なります。また、準備時間やメイク・衣装合わせの時間が含まれるかどうかでも変わってきます。

そして、モデルのフォロワー数や撮影経験も影響します。SNSで数万人のフォロワーがいるモデルなら、その影響力も込みで高めのギャラになることが多いです。また、ファッションショーや雑誌撮影の経験が豊富なモデルは、現場での対応力が高く評価されるため、報酬も上がります。

ライター自身の経験談

私が初めてモデルの仕事をしたのは大学生の頃で、アパレルショップの店頭ポスター撮影でした。そのときのギャラは、時給1,500円のアルバイト形式。撮影時間は3時間で、交通費込みで約5,000円でした。正直、「モデルってこんなものなのか」と思ったのを覚えています。

でも、数年後に業務委託で受けた化粧品メーカーの広告撮影は、1回3万円。しかも撮影時間は4時間程度でした。

違いは何かというと、「使用範囲の広さ」と「求められるスキル」です。全国のドラッグストアに配布されるチラシに使われる写真だったので、表情やポージングのバリエーションが求められましたし、メイクやヘアスタイルも細かく指定されました。

このように、同じ「撮影モデル」でも、案件の内容次第でギャラは大きく変わります。クライアント側が知っておくべき”裏の事情”としては、「安いギャラで募集すると、経験の浅いモデルしか集まらない可能性がある」ということ。逆に、適正なギャラを提示すれば、スキルの高いモデルが応募してくれる確率が上がります。

東京でモデルを募集する際に失敗しやすいポイント

ここからは、企業がモデルを募集する際に陥りがちな失敗例をご紹介します。私自身、モデルとして何十件もの案件に関わってきた中で、「これは事前に伝えてほしかった…」と感じたことが何度もありました。こうした失敗を防ぐことで、撮影がスムーズに進み、結果的に良い作品が生まれます。

よくある失敗① 条件の曖昧さ

撮影の条件が曖昧だと、現場でトラブルになりやすいです。特に多いのが、勤務地・勤務時間・交通費といった基本情報が不明確なケース。

「都内のスタジオで撮影」とだけ書かれていて、実際に行ってみたら埼玉県との境目にあるスタジオだった、なんてこともありました。モデル側は交通費がかかるかどうかを事前に知りたいですし、移動時間も考慮して予定を組んでいます。だからこそ、勤務地は「東京都渋谷区〇〇」のように具体的に記載するのがベストです。

また、撮影内容についても詳しく伝えることが大切です。「アパレルの撮影」とだけ聞いていたのに、当日「水着も着てほしい」と言われて困ったモデルの話を聞いたことがあります。衣装のサイズ、身長の要件、メイクは自前かスタジオで行うのか、といった細かい情報まで事前に共有しましょう。

さらに、必須スキルの提示も重要です。「未経験OK」なのか「撮影経験者のみ」なのかで、応募するモデルの層が変わります。曖昧なまま募集すると、当日になって「思っていたのと違う」となり、双方にとって不幸な結果になってしまいます。

よくある失敗② 雇用形態の誤解

モデルの仕事は、雇用形態がさまざまです。アルバイト、パート、業務委託など、形態によって契約内容が全く異なるのですが、この違いを理解していない企業が意外と多いんです。

アルバイト・パートの場合、労働基準法が適用されます。つまり、最低賃金の保証や労働時間の管理が必要です。「時給1,500円で3時間」といった形で募集するなら、この形態になります。

一方、業務委託の場合は、労働契約ではなく業務契約になります。モデルは個人事業主として仕事を受ける形なので、時給という概念ではなく「撮影単価」で報酬が決まります。私が現在フリーランスとして受けている仕事のほとんどは、この業務委託です。

ここで注意したいのが、「派遣社員」という形態。実は、モデルの仕事で派遣社員として働くケースはほとんどありません。派遣会社を通じてモデルを紹介してもらうことはありますが、その場合も業務委託契約が一般的です。

一般的な採用企業が直面する雇用上のトラブルのように、モデルとの契約についても雇用形態を間違えると、労働法上の問題に発展することもあります。たとえば、実態はアルバイトなのに業務委託として契約してしまうと、後々トラブルになる可能性があります。募集する側は、どの雇用形態が適切なのかをしっかり理解しておくことが大切です。

よくある失敗③ SNS応募者の質に差がある

SNSで「モデル募集」と投稿すると、たくさんの応募が集まることがあります。でも、その中には撮影経験がほとんどない方も含まれているんです。

私がモデル仲間から聞いた話では、SNSきっかけで応募した初心者の方が、スナップ撮影や動画撮影に慣れておらず、現場で戸惑ってしまったケースがあったそうです。カメラの前でどう動けばいいのかわからず、ディレクターが一から指示を出す羽目になり、予定時間を大幅にオーバーしてしまったとか。

これを防ぐには、応募時に簡単な面接や事前テストショットを行うのが効果的です。zoomでの顔合わせでも構いませんし、スマホで撮影した全身写真を送ってもらうだけでも、ある程度スキルレベルが把握できます。

また、募集文に「撮影経験者優遇」「未経験の方は事前に簡単なテスト撮影を行います」といった一文を加えるだけで、応募者側も心構えができますし、企業側もミスマッチを防げます。

どの媒体で募集すべき?目的別おすすめプラットフォーム

案件との関連性から、モデルを探す媒体を選ぶのがおすすめ。

ここまで読んで、「結局、どの方法で募集すればいいの?」と思った方もいるかもしれませんね。実は、答えは「案件の目的による」なんです。それぞれの募集方法に向いている案件があるので、目的別におすすめのプラットフォームをご紹介します。

即戦力モデルを探したい企業

「撮影に慣れたプロのモデルがほしい」「トラブルなくスムーズに進めたい」という場合は、モデル事務所やキャスティング会社に依頼するのが確実です。

特に東京都渋谷区付近には、ファッション系やコマーシャル系に強い制作会社が集まっています。私が以前所属していた事務所も渋谷にあり、大手アパレルブランドや化粧品メーカーの案件を多く手がけていました。

事務所経由なら、身長や年齢、雰囲気といった条件に合ったモデルを複数ピックアップしてもらえますし、万が一当日に欠員が出ても代わりのモデルを手配してくれます。初めてモデルを募集する企業や、失敗できない重要な撮影には、この方法が一番安心です。

コストを抑えたい広告主

「予算は限られているけど、ある程度のクオリティは保ちたい」という場合は、求人媒体での募集がおすすめです。

東京都内の求人サイトには、「モデル募集」のカテゴリが用意されているところも多く、職種として撮影モデルを探している方が見つけやすくなっています。アルバイトやパートとして募集すれば、学生や主婦といった幅広い層にリーチできます。

ただし、時給制ではなく「撮影単価制」にするのがポイントです。たとえば「1回の撮影で5,000円(交通費込み)」といった形にすれば、撮影時間が多少延びてもコストが読みやすくなります。私自身、時給制よりも撮影単価制の案件のほうが、モデル側としても安心して受けられると感じています。

求人情報には、仕事内容や勤務時間、給与、応募方法をしっかり記載しましょう。特に「交通費支給」の有無は、応募者にとって重要な判断材料になります。

SNSでの募集はどんな案件向き?

SNSでの募集が向いているのは、インフルエンサー案件や商品レビュー案件です。モデル自身のアカウントで商品を紹介してもらう場合、SNS経由で募集するのが自然な流れですよね。

たとえば、「Instagramのフォロワーが5,000人以上の方を募集しております」といった形で条件を提示すれば、インフルエンサーマーケティングとしての効果も期待できます。私も友人が経営するアパレル会社の案件で、自分のアカウントで商品を投稿する形の仕事を受けたことがあります。

SNS募集のメリットは、モデルの普段の投稿や雰囲気を事前にチェックできること。企業のブランドイメージに合うかどうかを判断しやすいです。ただし、前述の通りスキル差が大きいので、応募時に過去の撮影データやポートフォリオを確認することをおすすめします。

募集要項テンプレ|クライアントがそのまま使える

「勤務地は新宿駅、ファッションが好きな方、撮影経験者募集」など、勤務地や条件を明記しておくとモデル側も応募しやすい。

ここでは、モデルを募集する際に使える具体的なテンプレートをご紹介します。

私自身、モデルとして応募する立場で何百件もの募集要項を見てきましたが、情報が整理されていて読みやすい求人ほど応募したくなるものです。実際、募集要項がしっかりしている企業は、撮影現場でもプロフェッショナルな対応をしてくれることが多いと感じています。

以下のテンプレートは、そのままコピーして使っていただいても構いません。自社の案件に合わせてアレンジしてみてください。


【募集要項テンプレート】

職種:
撮影モデル(ECサイト商品撮影)

仕事内容:
当社のアパレルブランドの新作商品を着用していただき、スタジオでの写真撮影を行います。撮影した写真は、ECサイトやSNSでの商品紹介に使用します。動画撮影はありません。

勤務地:
東京都渋谷区◯◯ ◯◯スタジオ(渋谷駅より徒歩5分)

勤務時間:
10:00〜13:00(実働3時間、休憩なし)
※メイク・着替え時間含む

給与:
撮影単価5,000円(交通費別途支給、上限1,000円まで)

応募条件:
・身長160cm〜170cm
・女性、20代〜30代
・撮影経験は問いません(未経験の方も歓迎)
・メイクはご自身でお願いします
・私服での来場OK(スタジオで衣装に着替えていただきます)

応募方法:
下記メールアドレスまで、以下の情報をお送りください。
①お名前
②年齢
③身長
④連絡先(電話番号・メールアドレス)
⑤簡単な自己PR
⑥全身写真1枚(スマホ撮影でOK)

メール:model-recruit@〇〇.com


このテンプレートのポイントは、必要な情報が漏れなく、かつ簡潔にまとまっていることです。モデルにとって知りたいのは、「どこで、何時間、いくらもらえて、何を求められるのか」という具体的な情報。これが曖昧だと、応募をためらってしまいます。

また、「メイクはご自身で」「私服での来場OK」といった細かい指示があると、当日の準備がしやすくなります。私も過去に、「メイクはスタジオで」と書いてあったのに、実際は「ベースメイクだけで、ポイントメイクは自分で」だったことがあり、困った経験があります。こうした行き違いを防ぐためにも、詳しく書いておくと親切です。

さらに、応募方法についても明確に示しましょう。メールで応募してもらう場合は、記載してほしい項目を箇条書きにしておくと、応募者も迷わずに送れますし、企業側も選考がしやすくなります。

私の経験上、募集要項が丁寧に書かれている企業ほど、良いモデルが集まる傾向があります。なぜなら、「この企業はちゃんとしている」という安心感があるからです。逆に、情報が少なすぎる募集は、「何か隠しているのでは?」と不安になってしまいます。

モデルにとって読みやすい求人は、応募率が倍増します。テンプレートを参考にしながら、自社の案件に合わせてカスタマイズしてみてください。

東京の主要モデル事務所まとめ

東京には数多くのモデル事務所がありますが、その中でも特に信頼できる主要事務所をいくつかご紹介します。私自身が所属していた経験や、業界の仲間から聞いた情報をもとにまとめました。事務所選びの参考にしていただければ幸いです。

東京都渋谷区には、ファッション系に強い大手事務所が集中しています。渋谷エリアの事務所は、アパレルブランドや雑誌の撮影案件に強く、若手モデルの育成にも力を入れているところが多いです。私が所属していた事務所も渋谷にあり、定期的にウォーキングやポージングのレッスンがありました。

東京都港区には、コマーシャルや広告系に特化した事務所が多く見られます。テレビCMや企業の広告撮影を得意としており、タレント性の高いモデルが所属している傾向があります。港区の事務所は、外資系企業の案件も多く扱っているため、国際的な活動を視野に入れているモデルにも人気です。

東京都千代田区には、ビジネスモデルやイベントコンパニオンを扱う事務所があります。展示会や企業イベントでの仕事が中心で、短期間の案件が多いのが特徴です。主婦や学生など、スキマ時間を活用したい方にも働きやすい職場環境を提供している事務所が多いエリアです。

では、企業がモデル事務所を選ぶ際、どこに注目すればいいのでしょうか?

まず、どの事務所が自社の案件ジャンルに強いかを確認することが大切です。たとえば、ファッションショーのモデルが必要なら、ランウェイ経験者が多く所属している事務所を選ぶべきですし、ECサイトの撮影なら商品撮影に慣れたモデルを抱えている事務所が適しています。

次に、所属モデルの質と教育体制もチェックポイントです。事務所のホームページには、所属モデルのプロフィールや実績が掲載されていることが多いので、事前に確認しましょう。また、事務所が定期的にレッスンやワークショップを開催しているかどうかも、モデルの質を左右する要素です。

さらに、過去の取引実績も重要です。大手企業との取引が多い事務所は、それだけ信頼されている証拠。トラブル対応もしっかりしていることが多いので、初めてモデルを依頼する企業にとっては安心材料になります。

私自身の経験から言えば、事務所選びで失敗しないためには、まず何社か問い合わせをして、担当者と直接話してみることをおすすめします。対応の丁寧さや、こちらの要望をどれだけ理解してくれるかで、その事務所の姿勢が見えてきます。

東京都内には本当に多くのモデル事務所があるので、自社の案件内容や予算に合った事務所を見つけることが、成功への第一歩です。

筆者の体験談|東京でモデルとして働いてみて分かったこと

撮影現場で本当に求められているのは、ディレクションを素早く理解して、柔軟に対応できる力でした。

ここまで、企業側の視点でモデル募集のポイントをお伝えしてきましたが、最後に私自身のリアルな体験談をお話しします。学生時代から現在まで、東京でモデルとして働いてきた中で感じたこと、そしてクライアント側が知っておくと役立つ「現場の本音」を正直にお伝えしますね。

私が初めてモデルの仕事をしたのは、大学2年生のときでした。友人の紹介で受けたアパレルショップの店頭ポスター撮影で、時給1,500円のアルバイト形式。当時は「モデルって華やかで楽しそう!」というイメージしかなく、軽い気持ちで応募しました。

でも、実際の撮影現場は想像以上にシビアでした。カメラマンからは「もっと自然に笑って」「肩の力を抜いて」と何度も指示され、同じポーズを何十回も繰り返しました。3時間の撮影でしたが、終わったときにはクタクタ。「モデルって体力仕事なんだ」と痛感しました。

でも、この経験があったからこそ、その後の仕事でも「クライアントが求めているのは何か」を考えながら動けるようになったんです。撮影現場で本当に求められているのは、「ただ可愛いだけ」「スタイルがいいだけ」ではなく、ディレクションを素早く理解して、柔軟に対応できる力だと気づきました。

数年後、業務委託で受けた化粧品メーカーの広告撮影では、1回3万円のギャラをいただきました。この案件では、カメラマンやヘアメイクさんとの事前打ち合わせがあり、「どういう雰囲気を出したいか」「ターゲット層は誰か」といった細かい説明を受けました。

このときに感じたのは、事前の情報共有がしっかりしている案件ほど、撮影がスムーズに進むということ。クライアント側が明確なイメージを持っていて、それをモデルに伝えてくれると、こちらも全力で応えたくなるんです。

逆に、情報が曖昧な案件は大変でした。ある案件では、「カジュアルな雰囲気で」としか聞いていなかったのに、当日になって「やっぱりもっとエレガントに」と方向性が変わったことがありました。服装もメイクも変えなければならず、撮影時間が大幅に延びてしまいました。

こうした経験から、クライアント側に伝えたいのは、こういう募集の書き方をすると良いモデルが集まるということです。

まず、撮影の目的やコンセプトを具体的に書くこと。「ナチュラル系アパレルブランドの春物コレクション撮影」のように、どんな雰囲気の撮影なのかが伝わると、自分に合っているかどうかをモデル側が判断しやすくなります。

次に、条件面を正直に、詳しく書くこと。交通費の支給有無、撮影時間の目安、ギャラの支払い方法など、細かい情報まで記載されていると安心できます。私自身、「交通費支給」と書いてあったのに、実際は「上限500円まで」だったことがあり、困った経験があります。

そして、未経験者を歓迎するなら、その旨を明記すること。「撮影経験がなくても丁寧に指導します」といった一文があると、初心者でも応募しやすくなります。逆に、経験者を求めるなら「撮影経験者のみ募集」とはっきり書いたほうが、ミスマッチを防げます。

最後に、私がモデルとして働いてきて一番嬉しかったのは、クライアントから「ありがとう」「助かりました」と言ってもらえたときです。撮影が無事に終わったとき、ディレクターやカメラマンが笑顔で「おかげでいい写真が撮れました」と言ってくれると、「また一緒に仕事がしたい」と思います。

モデルも人間です。丁寧に扱ってもらえれば、それ以上の成果を出そうと頑張りますし、雑に扱われれば「もうこの企業の仕事は受けたくない」と感じてしまいます。

企業がモデルを募集する際、ぜひ「一緒にいいものを作る仲間」として接してほしいと思います。それが、結果的に良い撮影につながり、企業にとってもモデルにとってもwin-winな関係を築けるはずです。

まとめ

ここまで、東京でモデルを募集する際のポイントを、現役モデル経験者の視点から詳しくお伝えしてきました。最後に、重要なポイントを整理しておきましょう。

東京でモデルを募集する際の最重要ポイント:

  1. 募集媒体の選び方
    即戦力が欲しいなら事務所、コストを抑えたいなら求人媒体、インフルエンサー案件ならSNSと、目的に応じて使い分けることが成功の鍵です。
  2. 雇用形態の正しい理解
    アルバイト・パート・業務委託の違いを理解し、案件に適した形態で募集しましょう。雇用形態を間違えると、後々トラブルになる可能性があります。
  3. 撮影要件の明確化
    勤務地、勤務時間、交通費、撮影内容、必要なスキルなど、詳細な情報を事前に伝えることで、ミスマッチを防げます。

この記事を読んだ企業が今日からできる3つのアクション:

① 募集要項を見直す
現在使っている募集文に、必要な情報がすべて含まれているか確認してください。特に、勤務地・勤務時間・給与・交通費・雇用形態は必須項目です。

② 目的に合った募集方法を選ぶ
自社の案件が「プロのモデルが必要なのか」「コスト重視なのか」「SNS発信も含めた案件なのか」を明確にし、最適な募集媒体を選びましょう。

③ 事前の情報共有を徹底する
応募者とのやり取りの中で、撮影の目的やコンセプト、当日の流れなどを丁寧に説明してください。情報共有がしっかりしているほど、撮影はスムーズに進みます。

東京都内には、渋谷区や港区、新宿区、千代田区など、さまざまなエリアに多くのモデル事務所や撮影スタジオがあります。働き方も多様化しており、アルバイトやパート、業務委託など、自社のニーズに合った形でモデルを募集できる環境が整っています。

私自身、学生時代から現在まで、数え切れないほどの撮影現場を経験してきました。その中で感じたのは、「良い撮影は、良い準備から生まれる」ということ。企業側がしっかりと準備をして、モデルに必要な情報を伝え、お互いに尊重し合える関係を築けば、必ず良い結果が得られます。

この記事が、東京でモデルを募集しようとしているあなたの一助になれば嬉しいです。初めての方でも、ここで紹介したポイントを押さえれば、失敗しないモデル採用ができるはずです。ぜひ、素敵な撮影を成功させてくださいね。