会社員とモデルは両立できる? 本業を続けながらモデルの仕事をするリアルな方法
「会社員をしながらモデルのお仕事ができたらいいな」と思ったことはありませんか?
私自身、学生時代から20代前半まで芸能事務所に所属してモデル活動をしていました。その後は出版社で編集者として働き、現在はフリーランスライターとして活動しながら、副業でエステサロンやアパレル会社の撮影モデルをしています。つまり、会社員モデルとしての経験と、現在は複業としてモデル業を続けている立場から、この記事を書いています。
かつてモデルといえば専業が当たり前で、芸能事務所に所属して本業として活動するのが一般的でした。でも今は、インスタグラマーやSNSの登場により、モデルの働き方が大きく変わってきています。週末モデルとして活動する人、本業は通信会社の広報職で空き時間にモデルの仕事をする人など、さまざまなスタイルが存在します。
この記事では「会社員を続けながらモデルの仕事は本当にできるのか?」という疑問に対して、私自身の体験や周囲で活動している人たちのリアルな声をもとに解説していきます。両立のコツや始め方、気をつけるべきポイントまで、正直にお伝えしますね。
会社員をしながらモデルの仕事はできる?

結論から言うと、会社員をしながらモデルの仕事をすることは十分可能です。ただし「誰でも簡単にできる」というわけではなく、時間管理や体調管理、そして仕事への向き合い方が重要になってきます。
モデル=専業というイメージはもう古い
私がモデルとして活動していた10年ほど前は、モデル事務所に所属して専業でやっている人がほとんどでした。ファッション誌の読者モデルでさえ、学生や主婦など時間に融通がきく人が中心で、会社員として働きながらモデルをするという選択肢はかなり限られていたと思います。
でも今は状況が大きく変わりました。読者モデルやサロンモデル、ECサイトモデルといった働き方が増え、企業の広報活動の一環としてモデルを起用するケースも一般的になりました。特にECサイトの成長により、アパレルブランドや美容関連企業が自社サイト用の写真撮影でモデルを必要とする機会が増えたことは大きいですね。
私が最近関わっているエステサロンの撮影も、まさにこうした流れの中で生まれた仕事です。サロンのホームページやインスタグラムに掲載する写真のモデルとして、数時間の撮影に参加しています。こうした仕事は、必ずしも有名なモデル事務所に所属している必要はなく、クライアントの求めるイメージに合っていれば依頼されることがあります。
実際に増えている「副業モデル」という選択
「副業モデル」や「週末モデル」として活動する人は、確実に増えてきました。私の知人にも、本業は通信会社で広報の仕事をしながら、週末や平日の夜に撮影の仕事を入れている人がいます。また、ヨガインストラクターとして活動しながら、スポーツウェアブランドのモデルをしている人もいます。
よく「モデルは副業になるのでしょうか?」という質問を受けますが、答えは「なる」です。ただし、会社の副業規定を確認することは必須です。これについては後ほど詳しく触れますが、副業が認められている会社であれば、モデルの仕事も他のアルバイトと同じように副収入を得る手段として成立します。
週末モデルという働き方の魅力は、社会人として本業の安定した収入を保ちながら、自分の好きなことややりたいことに挑戦できる点です。モデルの仕事は案件ごとの単発が多いため、自分のスケジュールに合わせてやりたいと思った仕事を選べます。本業に支障が出ないよう調整しながら活動できるのは、副業としてモデルをする大きなメリットだと思っています。
モデルの仕事にはどんな種類があるの?

ひと口に「モデルの仕事」といっても、実はさまざまな種類があります。ここでは、会社員が副業として取り組みやすい仕事を中心に紹介していきますね。
ファッション誌・広告・ECサイトモデル
ファッション誌のモデルは、雑誌の特集ページや読者モデルとして登場するお仕事です。私が学生時代に経験したのもこのタイプで、撮影は基本的に週末や夕方以降に行われることが多く、学業やアルバイトと両立しやすかったです。
広告モデルは、企業の商品やサービスを宣伝するためのビジュアルに登場する仕事です。ポスターやチラシ、Web広告など、さまざまな媒体で使用されます。こちらは拘束時間が長めで、1日がかりの撮影になることもあります。
そしてECサイトモデルは、今最も需要が高まっている分野の一つです。オンラインショップで販売する洋服やアクセサリーを実際に身につけて撮影する仕事で、撮影時間は数時間程度のことが多いです。私も知人が経営するアパレル会社でこの仕事をしているのですが、スタジオではなく自然光が入る場所で撮影することも多く、比較的リラックスした雰囲気で撮影できます。
インスタグラマー型モデルの仕事
最近増えているのが、インスタグラマーとしての影響力を活かしたモデルの仕事です。フォロワー数が一定以上いる場合、企業から商品のPR投稿を依頼されることがあります。これは従来のモデル業とは少し異なり、自分のSNSアカウントを使って商品を紹介するスタイルです。
撮影は自分で行い、写真や文章も自分で作成するため、撮影現場に行く必要がありません。そのため、本業との両立がしやすく、空き時間を使って取り組めるのが特徴です。ただし、企業が求めるイメージに合った投稿をする必要があり、フォロワーとのコミュニケーションも大切にしなければなりません。
サロンモデルや読者モデルの違い
サロンモデルは、美容室やエステサロン、ネイルサロンなどで、施術例の写真撮影に協力するモデルです。私が現在メインで行っているのがこのサロンモデルで、エステサロンの施術ビフォーアフター写真や、リラックスしている様子を撮影しています。
サロンモデルの魅力は、無料や格安で施術を受けられることです。報酬が発生するケースもあれば、施術代が無料になる代わりに写真使用を許可するという形もあります。美容やファッションに興味がある人にとっては、自分自身がキレイになりながら仕事ができるという一石二鳥の働き方だと思います。
読者モデルは、ファッション誌の読者と同じ目線で服を着こなし、親しみやすさを重視したモデルです。プロのモデルほど完璧なスタイルやルックスを求められないため、一般的な会社員でも挑戦しやすい分野です。
モデルの仕事の単価は、案件の種類や規模によって大きく異なります。ECサイトの撮影であれば1回数千円から1万円程度、広告モデルであれば数万円になることもあります。ただし、モデル業だけで安定した収入を得るのは難しく、継続的に仕事を獲得できる人は限られているのが現実です。
クライアントが求める人物像も案件によって異なります。笑顔が素敵な人、清潔感がある人、特定の年齢層に共感されやすい人など、求められるイメージはさまざまです。自分がどんな仕事に向いているのかを見極めることも大切ですね。
会社員モデルのリアルな1日のスケジュール

会社員をしながらモデルの仕事をする場合、具体的にどんなスケジュールになるのか気になりますよね。私自身の経験と、周囲で活動している人の例をもとに、リアルなスケジュールをご紹介します。
平日の本業+夜の撮影パターン
平日に撮影がある場合、仕事終わりの時間を活用することになります。例えば、私が以前経験したスケジュールはこんな感じでした。
9:00-18:00 本業の仕事(出版社での編集業務)
18:30 退社、撮影場所へ移動
19:30-22:00 撮影(都内のスタジオでECサイト用の商品撮影)
22:30 帰宅
23:00 夕食、入浴
24:00 就寝
このスケジュールを見ていただくとわかるように、平日の撮影は体力的にかなりハードです。本業が終わってすぐに撮影現場に向かい、終わるのが22時を過ぎることも珍しくありません。帰宅後は疲れていても翌日の本業のために早めに休む必要があります。
平日の撮影を受ける際は、翌日が休日だったり、本業の繁忙期を避けたりするなど、体調管理を最優先に考えることが大切です。私も、締め切り前の忙しい時期には撮影の仕事を入れないようにしていました。
週末モデルの動き方
週末にモデルの仕事を入れる場合は、平日よりも時間に余裕があります。典型的な週末のスケジュールはこんな感じです。
土曜日
10:00 自宅を出発
11:00-15:00 撮影(アパレルブランドのルックブック撮影)
15:30 撮影終了、ランチ
17:00 帰宅、自由時間
週末の撮影は午前中から始まることが多く、拘束時間は3〜5時間程度が一般的です。撮影が終われば、残りの時間は自由に使えるので、友人と会ったり、趣味の時間を楽しんだりできます。
私の知人で本業は広報の仕事をしているとある女性は、月に2〜3回、週末にサロンモデルや読者モデルの仕事をしています。彼女いわく「週末モデルは平日の仕事から気分転換にもなるし、写真撮影を通じて自分磨きにもなる」とのこと。副業として続けやすい理由の一つは、こうした精神的なメリットもあるからだと思います。
空き時間の使い方が成功のカギ
会社員モデルとして活動を続けるには、空き時間をいかに有効活用できるかがポイントになります。撮影そのものは数時間で終わりますが、その前後の準備や移動時間、そしてクライアントとのやり取りなど、見えない時間がかなりかかります。
私の場合、撮影前日には必ず体調を整え、肌のコンディションを確認します。撮影当日は、メイクやヘアセットを自分で行うこともあれば、現場でヘアメイクさんがついてくれることもあります。撮影後は写真の確認や、次回の仕事の打ち合わせなどがある場合もあります。
続けられる人と続かない人の違いは、この「見えない準備時間」をきちんと確保できるかどうかにあると感じています。モデルの仕事は華やかに見えますが、実際には地道な自己管理と時間のやりくりが求められます。本業を優先しつつ、無理のない範囲で仕事を受けるバランス感覚が、長く続けるコツだと思います。
モデルを副業として始める方法

「モデルの仕事に興味はあるけど、どうやって始めたらいいかわからない」という声をよく聞きます。ここでは、会社員が副業としてモデル活動を始める具体的な方法をお伝えしますね。
モデル事務所に所属する方法
一つ目の方法は、モデル事務所に所属することです。私も学生時代はこの方法でモデル活動をしていました。
モデル事務所に所属するには、まずオーディションを受ける必要があります。大手の事務所から小規模な事務所まで、さまざまな事務所が定期的にオーディションを開催しています。最近では、写真を送るだけで一次審査が受けられる事務所も増えています。
事務所に所属するメリットは、仕事の紹介を受けられることです。クライアントからの依頼を事務所が受けて、所属モデルに振り分けてくれるため、自分で営業する必要がありません。また、ギャラの交渉や契約手続きも事務所が代行してくれるので、安心して仕事に取り組めます。
一方で、事務所に所属すると、受けた仕事のギャラから事務所のマージン(手数料)が引かれます。割合は事務所によって異なりますが、20〜50%程度が一般的です。また、専属契約の場合は他の事務所の仕事を受けられないこともあるため、契約内容をしっかり確認することが大切です。
会社員が副業としてモデル事務所に所属する場合、「本業があることを事前に伝える」ことが重要です。平日の日中は仕事があるため撮影に参加できないことを理解してもらった上で、週末や夜間の案件を中心に紹介してもらえるか確認しましょう。
SNSから仕事をもらう流れ
二つ目の方法は、SNS、特にインスタグラムを活用する方法です。現在、多くの企業がインスタグラムでモデルを探しています。
まずは自分のインスタグラムアカウントを整えることから始めましょう。プロフィール欄に「モデルの仕事を受け付けています」と明記し、連絡先(DMでの連絡可能など)を記載します。投稿する写真は、自分がどんな雰囲気のモデルなのかが伝わるものを選びましょう。全身のコーディネート写真や、表情がよくわかる写真があるといいですね。
フォロワー数が多ければ仕事の依頼が来やすいのは事実ですが、フォロワーが少なくても、投稿内容や雰囲気がクライアントの求めるイメージと合っていれば声がかかることもあります。私の知人は、フォロワー3,000人ほどのときにアパレルブランドからDMで依頼が来たそうです。
企業からの依頼を受ける際は、必ず条件を確認しましょう。撮影日時、場所、ギャラ、写真の使用範囲(SNS投稿のみか、広告にも使用するかなど)を明確にしておくことが大切です。契約書を交わすことが理想ですが、少なくともメールやDMでのやり取りは記録として残しておくと安心です。
プロフィール写真とポートフォリオの重要性
モデルの仕事を獲得する上で、プロフィール写真とポートフォリオは非常に重要です。クライアントは、この写真を見て起用するかどうかを判断します。
プロフィール写真は、できればプロのカメラマンに撮影してもらうのが理想です。自然な笑顔で、清潔感があり、自分らしさが伝わる写真を選びましょう。全身、バストアップ、顔のアップなど、複数のバリエーションがあると良いです。
ポートフォリオは、これまでの撮影実績をまとめたものです。まだ実績がない場合は、友人に協力してもらって撮影した写真でも構いません。大切なのは、自分がどんなテイストの撮影に向いているかをアピールすることです。
私が副業でモデルを再開したときは、学生時代の写真と、友人のカメラマンに撮影してもらった最近の写真を組み合わせてポートフォリオを作りました。年齢を重ねて雰囲気が変わったこともあり、現在の自分を正しく伝えることを意識しました。
「モデルになれる確率は?」とよく聞かれますが、正直なところ、プロとして食べていけるレベルのモデルになれる確率は決して高くありません。ただし、副業として、あるいは趣味の延長として楽しみながら活動するのであれば、チャンスは十分にあります。特に、ECサイトやサロンモデルなど、身近な案件から始めれば、未経験でもスタートしやすいと思います。
最初に受けるべき仕事は、自分が無理なくできる範囲のものです。いきなり大きな案件を目指すのではなく、小さな撮影から経験を積んでいくことをおすすめします。実績ができれば、それが次の仕事につながっていきます。
モデルの給料はどれくらい?副業収入のリアル

「モデルの給料は平均いくらですか?」という質問をよく受けます。正直に言うと、モデルの収入は案件によって大きく異なり、一概に「平均いくら」とは言えないのが実情です。ここでは、私の経験や周囲のモデル仲間から聞いた話をもとに、リアルな収入事情をお伝えしますね。
案件別ギャラ相場
モデルの仕事のギャラは、案件の種類や規模、拘束時間によって変わります。副業として取り組みやすい案件を中心に、おおよその相場をご紹介します。
サロンモデル
美容室やエステサロン、ネイルサロンなどのサロンモデルは、報酬が発生する場合とそうでない場合があります。報酬が出る場合は、1回の撮影で5,000円〜1万円程度が相場です。ただし、施術代が無料になる代わりに写真使用を許可するという条件のケースも多く、この場合は金銭的な報酬はありません。
私がエステサロンのモデルをしているときも、最初は施術無料という条件でスタートしました。継続的にお願いされるようになってからは、施術代無料に加えて撮影料として1回8,000円をいただけるようになりました。サロン側との信頼関係ができてくると、条件が良くなることもあります。
ECサイト
ECサイトの商品撮影モデルは、アパレルや雑貨などオンラインショップ用の写真撮影です。拘束時間は2〜4時間程度で、ギャラは5,000円〜2万円ほどが一般的です。撮影する商品の点数や、写真の使用範囲によって金額が変わります。
私が知人のアパレル会社で撮影したときは、3時間の拘束で1万5,000円をいただきました。撮影した写真はECサイトとインスタグラムでの使用に限定されていたため、比較的リーズナブルな金額設定だったと思います。
広告モデル
企業の広告に使用される写真や動画の撮影は、ギャラが高めに設定されることが多いです。1日拘束で3万円〜10万円以上になることもあります。ただし、広告モデルの仕事は経験者や事務所所属のモデルに依頼が集中しやすく、副業で始めたばかりの人が受けるのは難しいかもしれません。
写真の使用範囲が広いほど、ギャラも高くなります。例えば、Web広告のみの使用と、ポスターや交通広告にも使用する場合では、金額が大きく異なります。契約時には必ず使用範囲を確認し、それに見合った報酬になっているか確認することが大切です。
ユニクロなど大手企業モデルのギャラは?
「ユニクロのモデルはいくらくらい給料をもらっていますか?」という質問もよく受けますが、大手企業のモデルギャラは案件によって幅があり、正確な金額は公開されていません。
一般的に、大手企業の広告やカタログに起用されるモデルは、知名度のあるプロモデルやタレントが多く、ギャラは数十万円から数百万円になることもあると言われています。ただし、店舗用のポスターやECサイト用の撮影など、規模が小さい案件であれば、前述した一般的な広告モデルと同程度の金額になることもあります。
大切なのは、「有名企業だから必ず高額」というわけではなく、写真の使用範囲や契約内容によって金額が決まるということです。副業としてモデルをする場合、大手企業の仕事を目指すよりも、自分が無理なく受けられる案件を着実にこなしていくほうが現実的だと思います。
モデル業で生活できる人の割合
正直に言うと、モデルの仕事だけで安定して生活できる人は、ごくわずかです。芸能事務所に所属していたときの経験から言えば、専業でモデルをしている人でも、月によって収入に波があり、安定しているとは言えませんでした。
副業としてモデルをする場合、月の収入は1万円〜5万円程度が現実的なラインだと思います。週に1回程度撮影の仕事があれば月4〜5万円、月に2〜3回であれば2〜3万円といったイメージです。これを「少ない」と感じるか「副収入として十分」と感じるかは人それぞれですが、本業の収入があるからこそ、無理なく続けられる範囲だと私は考えています。
モデル業を本業にしようと考えている人もいるかもしれませんが、それには相当な覚悟と努力、そして運も必要です。会社員として安定した収入がある今の状態を手放す前に、まずは副業として経験を積み、本当に自分がモデルの仕事を続けていけるのか、生活できるだけの収入を得られるのかを見極めることをおすすめします。
会社員がモデルをする際の注意点

会社員が副業としてモデルをする場合、いくつか注意しなければならないポイントがあります。私自身が気をつけていることや、トラブルを避けるために大切だと思うことをお伝えしますね。
会社の副業規定を必ず確認
まず最初に、そして最も重要なのが、勤めている会社の副業規定を確認することです。近年は副業を認める企業が増えていますが、まだ副業禁止としている会社も少なくありません。
副業が禁止されている会社で無断でモデルの仕事をした場合、就業規則違反となり、最悪の場合は懲戒処分を受ける可能性もあります。「バレなければ大丈夫」という考えは非常に危険です。
副業が認められている会社でも、事前申請が必要だったり、競合他社での活動は禁止されていたりすることがあります。例えば、通信会社に勤めている人が、競合他社の広告モデルをすることは避けるべきです。
私がフリーランスになる前、出版社に勤めていたときも、副業をする際は上司に報告する必要がありました。モデルの仕事を再開したいと相談したところ、「本業に支障が出ないなら問題ない」と了承してもらえましたが、きちんと許可を得ておいたことで安心して活動できました。
身バレ対策とSNS管理
モデルの仕事をする上で、SNSでの露出は避けられません。しかし、会社にバレたくない場合や、プライベートと仕事を分けたい場合は、慎重な管理が必要です。
副業禁止の会社でバレるケースとして最も多いのが、SNSからの情報漏洩です。インスタグラムやTwitterで撮影の様子を投稿したり、モデルの仕事について書いたりすることで、会社の同僚に見つかってしまうことがあります。
対策としては、モデル活動用のアカウントと、プライベート用のアカウントを完全に分けることをおすすめします。モデル用のアカウントには本名を使わず、会社や本業に関する情報は一切載せないようにしましょう。また、位置情報もオフにしておくと安心です。
ただし、あまりにも過度に隠そうとすると、かえって不自然になったり、クライアントからの信頼を失ったりすることもあります。副業が認められている会社であれば、堂々と活動したほうが精神的にも楽ですし、仕事の幅も広がります。
本業に支障を出さない働き方
副業としてモデルをする上で最も大切なのは、本業に支障を出さないことです。これは会社のためだけでなく、自分自身の生活を守るためにも重要です。
私が気をつけているのは、以下のポイントです。
体調管理を徹底する 撮影の前日は早めに休み、睡眠時間をしっかり確保します。撮影で疲れていても、翌日の本業のパフォーマンスを落とさないよう、無理なスケジュールは組みません。
本業の繁忙期は撮影を入れない 私の場合、フリーランスライターとして締め切りが立て込んでいる時期は、新しい撮影の依頼を受けないようにしています。会社員であれば、決算期やプロジェクトの山場など、忙しい時期は避けるべきです。
撮影のスケジュールは余裕を持って組む 平日の夜に撮影がある場合、本業が定時で終わることを前提にスケジュールを組むのは危険です。残業の可能性も考慮し、撮影開始時間には余裕を持たせるか、週末の撮影を優先するようにしましょう。
副業でモデルをしている知人の中には、本業が忙しすぎてモデルの仕事を続けられなくなった人もいます。「せっかく依頼をもらったのに断るのがもったいない」と思う気持ちもわかりますが、本業あってこその副業です。優先順位を間違えないようにしたいですね。
また、確定申告についても触れておきます。副業の収入が年間20万円を超える場合、確定申告が必要になります。モデルの仕事で得た収入は雑所得または事業所得として申告し、必要に応じて経費(交通費、衣装代など)を計上することもできます。税金のことは後回しにせず、早めに調べたり、税理士に相談したりすることをおすすめします。
会社員モデルという働き方は「現実的」か?
ここまで、会社員をしながらモデルの仕事をすることについて、私の体験や周囲の事例をもとにお伝えしてきました。最後に、改めて「会社員モデルという働き方は現実的なのか?」という問いに答えたいと思います。
答えは、「可能だが、誰にでもおすすめできるわけではない」です。
モデルという仕事は、かつては一部の選ばれた人だけの特別な職業でした。でも今は、ECサイトモデル、サロンモデル、インスタグラマーとしての活動など、さまざまな形でモデルの仕事に関わることができます。週末モデルとして空き時間を活用したり、副業として月に数万円の副収入を得たりすることは、十分に現実的な選択肢だと思います。
ただし、「楽に稼げる副業」では決してありません。撮影当日だけでなく、事前の準備や体調管理、クライアントとのやり取りなど、見えない部分での努力が必要です。また、案件によっては拘束時間が長かったり、天候や体調によって撮影が延期になったりすることもあります。
私がモデルの仕事を続けてこられたのは、写真を撮られることが好きだったこと、そして自分自身を表現することに喜びを感じられたからだと思います。収入だけを目的にするのであれば、もっと効率的な副業は他にあるかもしれません。でも、「好きなことでお金をもらえる」「自分磨きをしながら仕事ができる」という点は、モデルという仕事ならではの魅力だと感じています。
続けられる人の共通点は、以下の3つだと思います。
時間管理ができる 本業とモデルの仕事、そしてプライベートの時間をバランス良く配分できる人は、長く続けられます。無理なスケジュールを組まず、自分のキャパシティを理解していることが大切です。
笑顔や自己管理を怠らない モデルの仕事では、笑顔や表情、体型維持など、自己管理が求められます。日頃から運動や食事に気をつけたり、肌のケアをしたりすることが、仕事のクオリティに直結します。私も週に数回はヨガやウォーキングをして、体型を維持するよう心がけています。
仕事を大切にする姿勢 どんなに小さな案件でも、クライアントやスタッフへの感謝を忘れず、誠実に仕事に取り組む姿勢が大切です。一つひとつの仕事を丁寧にこなすことで、次の依頼につながったり、口コミで新しいクライアントを紹介してもらえたりすることもあります。
「会社員だけどモデルの仕事をしてみたい」と思っているあなたへ。まずは小さな一歩から始めてみてください。サロンモデルに応募してみる、インスタグラムでモデル募集の投稿を探してみる、友人のカメラマンに撮影を頼んでポートフォリオを作ってみる。そんな小さなアクションが、新しい世界への扉を開いてくれるかもしれません。
モデルという仕事を通じて、私は多くの人と出会い、さまざまな経験をしてきました。学生時代に芸能事務所でモデルをしていた頃、出版社で働きながら撮影の仕事をしていた頃、そして今、フリーランスとして複業でモデルを続けている今。それぞれの時期に違った楽しさや苦労がありましたが、すべてが私の人生を豊かにしてくれたと感じています。
あなたも、自分らしい働き方を見つけられることを願っています。会社員としての安定を保ちながら、モデルという夢に挑戦する。そんな生き方も、きっと素敵だと思いますよ。