自営業モデルという働き方 元事務所所属モデルが教えるリアルな収入と始め方
「モデル=芸能人」「モデルは特別な人だけの仕事」だと思っていませんか?
実は今、自営業として活動するモデルが増えているんです。
私自身、大学時代から社会人の数年間、芸能事務所に所属してモデルとして活動していました。
その後、結婚・出産を経て子育てに専念していましたが、最近になって副業としてフリーランスモデルを再開しました。
現在はエステサロンの撮影モデルや、知人が経営するアパレル会社のファッションモデルとして活動しています。
事務所所属時代とは全く違う働き方ですが、自営業という形でモデル活動を続けることで、子育てと両立しながら自分らしく働けています。「モデルを仕事にする」ことは、もはや特別な人だけの話ではありません。
この記事では、自営業としてモデル活動をする仕組み、リアルな収入事情、そしてこれから始める人が知っておくべきことを、私の実体験ベースで解説していきます。
副業でモデルをしたいけれど一歩踏み出せない方の背中を、優しく押せたら嬉しいです。
そもそも「自営業モデル」とはどんな働き方?

自営業モデルという言葉を聞いて、ピンとこない方もいるかもしれません。まずは基本的な働き方について説明しますね。
自営業=個人事業主という考え方
自営業とは、会社や組織に雇われるのではなく、個人で事業を営む働き方のことです。モデル業界でいえば、モデル事務所に所属しなくても活動できるモデルが、まさにこれに当たります。
以前は、モデルとして活動するには事務所に所属することが一般的でした。しかし今は、InstagramやX(旧Twitter)などのSNS、モデルマッチングサイトの普及によって、事務所を通さずに直接クライアントと繋がれる時代になりました。
つまり、モデルも立派な個人事業主として活動できるビジネスモデルが確立されてきたんです。自分の特徴を活かして、自分らしく働ける。それが自営業モデルの大きな魅力だと感じています。
事務所所属モデルとの違い
事務所所属モデルと自営業モデルでは、働き方にどんな違いがあるのでしょうか?私自身、両方を経験しているので、その違いを表にまとめてみました。
項目 | 事務所所属 | 自営業モデル |
|---|---|---|
仕事獲得 | 事務所経由で案件が来る | 自分で営業・応募が必要 |
収入配分 | 事務所へのマージンあり(30〜50%) | 手取りが多い(100%) |
自由度 | 契約上の制約あり | スケジュール・案件選択が自由 |
サポート体制 | マネージャーの助言あり | すべて自己判断 |
安定性 | 比較的安定した仕事量 | 自分次第で変動 |
事務所所属の場合、仕事は事務所が持ってきてくれるので、営業活動をする必要がありません。ただし、その分、収入の30〜50%程度が事務所へのマージンとして差し引かれます。
一方、自営業モデルは収入を得られる可能性が高く、報酬をすべて自分のものにできます。しかし、仕事を獲得するための営業活動や、クライアントとの交渉、スケジュール管理など、すべて自分でやらなければなりません。
どちらが良い・悪いということではなく、自分のライフスタイルや目指す働き方によって選ぶべきビジネスモデルが変わってくるんです。
私が「自営業モデル」という働き方を選んだ理由

モデル事務所への所属を経験した私が、なぜ今、自営業という形でモデル活動を再開したのか。その理由をお話しします。
子育てとの両立を考えた結果
一番大きな理由は、まだ小さな娘の子育てと両立できる働き方が必要だったことです。
事務所所属時代は、急な撮影依頼や長時間拘束される案件も多く、時間に縛られる働き方でした。もちろん、それはそれでプロフェッショナルな環境で刺激的でしたが、今の私には合いません。
自営業モデルなら、保育園の送迎時間に合わせて仕事を選べますし、娘が体調を崩したときにも柔軟に対応できます。「今月は忙しいから少なめに」「来月は余裕があるから多めに」と、自分のペースで調整できることが、子育て中の人にとっては本当に助かるんです。
自分の働き方を自分で決められる。それが自営業の最大のメリットだと実感しています。
事務所時代と今の働き方の違い
事務所時代は、言ってみれば「選ばれる立場」でした。オーディションに呼ばれて、クライアントに気に入られれば仕事をもらえる。でも、自分から積極的に動くことは少なかったんです。
今は全く逆で、「自分で仕事を作る立場」になりました。どんな案件に応募するか、どんなクライアントと働きたいか、どう自分をブランディングするか。すべて自分で考えて行動する必要があります。
最初は戸惑いもありましたが、この変化によって、受け身だった私が主体的に動けるようになりました。「自分のビジネスを育てている」という感覚が、モチベーションにも繋がっています。
不安だったけど、始めて分かったこと
正直、フリーランスモデルとして再スタートするときは不安でいっぱいでした。「もう若くないし、案件なんてあるのかな?」「子育てしながら本当にできるのかな?」と。
でも、実際に始めてみて分かったことがあります。それは、案件は意外とあるということです。
私が主に活動しているのは、エステサロンの施術前後の撮影モデルや、アパレルECサイトの商品撮影モデルといった、身近な仕事が中心です。こうした案件は、ランウェイを歩くようなモデルではなく、「普通の人が着ている・使っているイメージ」を求めている場合が多いんです。
つまり、「完璧なモデル体型じゃなくていい」「特別なスキルがなくてもいい」ということ。自分らしさや、リアルな雰囲気が求められることもたくさんあります。
この気づきが、私にとっては大きな転機でした。モデルという仕事は、思っていたよりもずっと間口が広いんです。
自営業モデルのビジネスモデルを解説

では、実際に自営業モデルとして活動する場合、どのようなビジネスモデルで収入を得ているのでしょうか?
具体的に解説していきます。
収入の仕組みはこうなっている
自営業モデルの収入は、基本的に「撮影1回あたりの単価×案件数」で決まります。
私の場合、エステサロンのモデルは1回あたり5,000円〜10,000円、アパレルのモデルは撮影内容によって8,000円〜15,000円程度が相場です。拘束時間は2〜3時間程度のことが多いですね。
ここで重要なのが、リピート案件の存在です。一度クライアントと良い関係を築ければ、「次回もお願いします」と継続的に依頼してもらえることがあります。これが安定した収入を得るための鍵になります。
また、最近ではInstagram経由で直接依頼をいただくことも増えました。SNSでの発信を継続していると、「この雰囲気が良い」「うちのブランドイメージに合う」と声をかけてもらえる可能性が高まります。
事務所を通さないため、報酬は全額自分のものになります。ただし、その分、交通費や衣装代などの経費は自己負担になることもあるので、契約時にしっかり確認することが大切です。
主な仕事ジャンル
自営業モデルが活躍できる仕事ジャンルは、実はとても幅広いんです。私が経験したり、周りのモデル仲間から聞いたりした主なジャンルを紹介しますね。
サロンモデル エステサロン、ネイルサロン、美容室などの施術モデルです。ビフォーアフターの撮影や、施術中の様子を撮影することが多く、比較的短時間で終わります。美容系の施術を無料で受けられるというメリットもあります。
アパレルECモデル オンラインショップで販売する服を着て撮影するモデルです。スタジオ撮影が中心で、1日に何着も着替えて撮影することもあります。幅広い年齢層・体型の人が求められるジャンルです。
広告素材モデル 企業のWebサイトやチラシ、SNS広告用の素材撮影です。「働くビジネスパーソン」「家族団らん」など、シチュエーションに応じた撮影が求められます。演技力よりも自然な表情が重視されることが多いです。
ストックフォト 写真素材サイト向けの撮影です。多くの人に使ってもらえるような、汎用性の高い写真を撮ります。1回の撮影で複数のシチュエーションを撮ることが多く、その後は写真が売れるたびに報酬が入る仕組みです。
これらの仕事は、特別なスキルがなくても始められるものばかり。自分の特徴を活かして、得意なジャンルを見つけていくことが重要です。
安定収入にするために必要なこと
自営業モデルとして活動する上で、「単発で終わらせない」工夫が安定した収入を得るためには欠かせません。
私が意識しているのは、以下の3つです。
1. 信頼関係を築いて継続依頼につなげる
撮影当日は、時間厳守・笑顔・柔軟な対応を心がけています。クライアントにとって「また頼みたい」と思ってもらえるモデルになることが、リピート案件につながります。実際、私も定期的に依頼してくださるサロンが2つあり、それだけで月に2〜3万円の安定収入になっています。
2. 自分の強みを明確にする
「30代ママモデル」「ナチュラル系が得意」など、自分の特徴やターゲット層を明確にすることで、クライアントの印象に残りやすくなります。私の場合は「子育て中の等身大ママ」という立ち位置を意識して、同じような層をターゲットにしている企業の案件に応募しています。
3. 複数のマッチングサイトに登録する
一つのサイトだけだと案件が偏ったり、タイミングによって仕事が少なくなることがあります。複数のサイトに登録しておけば、常に案件をチェックできて、応募の機会も増えます。
自営業という働き方では、「待っているだけ」では仕事は来ません。でも、少しずつ信頼を積み重ねていけば、必ず安定していくと実感しています。
モデルを自営業にするメリット・デメリット

自営業モデルという働き方には、メリットもあればデメリットもあります。両方を正直にお伝えしますね。
メリット
収入の上限が広がる 事務所所属だとマージンが引かれますが、自営業なら報酬を全額受け取れます。また、案件数を増やせば増やすほど収入も増えるので、自分の努力次第で収入を得られる可能性が高くなります。
働き方を自分で決められる 「今月は忙しいから控えめに」「来月は時間があるから積極的に」と、自分のペースで仕事量を調整できます。案件の内容も、自分が興味のあるものだけを選べるので、ストレスが少ないです。
子育て・副業と両立可能 私のように子育て中の人や、本業を持ちながら副業としてモデルをしたい人にとって、自営業という形は本当に向いています。時間の融通が利くので、ライフスタイルに合わせた働き方ができます。
デメリット
収入が不安定になりやすい 案件がない月は収入ゼロということもあり得ます。特に始めたばかりの頃は、なかなか仕事が取れず、不安になることもあるかもしれません。安定した収入を得るには、継続的な営業活動とクライアントとの信頼関係構築が必要です。
営業・経理も自分でやる必要あり 事務所所属なら事務所がやってくれることも、自営業では全部自分でやらなければなりません。案件への応募、クライアントとのやり取り、スケジュール管理、確定申告など、モデル業以外の業務も発生します。
モチベーション管理が重要 誰かに管理されているわけではないので、サボろうと思えばいくらでもサボれてしまいます。自分でモチベーションを保ち、計画的に動く必要があります。これが意外と難しいと感じる人もいるかもしれません。
メリットとデメリット、どちらもしっかり理解した上で、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。
これから自営業モデルを始める人がやるべき準備
「自営業モデルを始めたい!」と思ったら、まず何から準備すればいいのでしょうか?私の経験をもとに、必要な準備を解説します。
まずはポートフォリオ作成
モデルとして活動するには、ポートフォリオ(作品集)が必要です。でも、「プロのカメラマンに撮ってもらわなきゃ」と思っていませんか?
実は、最初はスマホ撮影でも全然大丈夫なんです。大切なのは、清潔感と雰囲気です。
私が再スタートするときに用意したのは、以下のような写真でした。
- 全身が写った写真(服装が分かるもの)
- 顔のアップ写真(表情が分かるもの)
- 横顔の写真
- 笑顔の写真と真顔の写真、両方
撮影場所は自宅の白い壁の前や、自然光が入る窓際で十分です。背景はシンプルに、服装は無地のTシャツやシンプルなワンピースなど、自分の雰囲気が伝わりやすいものを選びました。
「完璧な写真」を目指すよりも、「自分らしさが伝わる写真」を意識することが重要です。案件に応募する際に、クライアントが「この人にお願いしたい」と思ってもらえるかどうかが鍵になります。
登録すべきサイト・SNS
自営業モデルとして活動するなら、仕事を獲得するためのプラットフォームが必要です。
モデルマッチングサイト 「モデルプレス」「モデリック」などのモデル専門マッチングサイトに登録しましょう。企業やカメラマンが案件を掲載しているので、自分に合った仕事を探して応募できます。複数のサイトに登録しておくと、案件に出会える機会が増えます。
Instagramの活用方法 Instagramは、自営業モデルにとって最も重要なツールの一つです。プロフィールに「モデル活動しています」「撮影依頼受付中」などと記載し、普段の写真を投稿していきます。
ポイントは、統一感のあるフィード作りです。テイストがバラバラだと、クライアントが「どんな雰囲気の人か」をイメージしにくくなります。自分の世界観を大切にしながら、定期的に投稿を続けることで、フォロワーも増え、直接依頼が来ることもあります。
私も実際、Instagramから月に1〜2件ほど撮影依頼をいただくようになりました。SNSを活用して、自分を知ってもらう努力が大切です。
開業届と確定申告の基礎
「モデルも個人事業主なの?」と驚かれることがありますが、自営業としてモデル活動をするなら、立派な個人事業主です。
開業届は、税務署に「個人事業を始めます」と届け出る書類です。提出は義務ではありませんが、提出しておくと青色申告ができるようになり、税金面でのメリットがあります。私も開業届を出して、青色申告をしています。
確定申告は、1年間の収入と経費を計算して、税金を納める手続きです。モデル活動で年間20万円以上の収入がある場合(副業の場合)、または本業として活動している場合は、確定申告が必要になります。
経費にできるもの例
- 撮影現場への交通費
- 衣装代(仕事で使うもの)
- ヘアメイク代
- ポートフォリオ撮影費用
- モデルマッチングサイトの利用料
最初は難しく感じるかもしれませんが、今は会計ソフトも充実しているので、それほど大変ではありません。freeeやマネーフォワードなどのソフトを使えば、スマホで簡単に記録できます。
「税金のことは難しそう」と不安に思わず、まずは始めてみることが大切です。分からないことがあれば、税務署や税理士さんに相談すれば丁寧に教えてもらえますよ。
実際どれくらい稼げる?リアルな収入目安
これから自営業モデルを始めようと考えている方が一番気になるのは、やはり「実際いくら稼げるのか?」ということですよね。私の実体験と周りのモデル仲間の話をもとに、リアルな収入目安をお伝えします。
月1〜2回稼働:お小遣いレベル
私が副業モデルを再開した最初の数ヶ月は、月に1〜2回程度の撮影でした。1回あたりの報酬が5,000円〜10,000円程度だったので、月収は1万円〜2万円くらい。正直、「お小遣い稼ぎ」程度の金額です。
でも、子育ての合間に自分の時間を持てて、さらに収入を得られることは、私にとって大きな意味がありました。「また社会と繋がれている」という実感が、モチベーションになったんです。
継続案件が増えると安定
3ヶ月ほど活動を続けていくうちに、リピート依頼をいただけるクライアントが増えてきました。特定のエステサロンから「月2回は必ず」と定期的にお声がけいただけるようになり、それだけで月2万円〜3万円の安定収入が見込めるようになりました。
さらに、SNS経由での依頼も月に1〜2件入るようになり、現在は月に4〜6回ほど撮影に入っています。収入にすると、月5万円〜8万円程度です。
本業のライター業がメインなので、モデル活動はあくまで副業という位置づけですが、この「プラスアルファの収入」が家計にはとても助かっています。
本業+副業モデルという形が現実的
周りのフリーランスモデル仲間を見ていても、「モデル一本で生活費すべてを賄っている」という人は少数派です。多くの人が、本業を持ちながら副業としてモデル活動をしている、もしくは複数の収入源を持っているケースが多いです。
自営業としてモデル活動を始めるなら、「生活費すべてをモデルで稼ごう」と最初から考えるよりも、「プラスアルファの収入として考える」方が現実的です。そこからスタートして、案件が増えてきたら徐々にモデル活動の比重を上げていく、という形が無理なく続けられると思います。
収入面だけでなく、「好きなことで収入を得られる」「自分らしく働ける」という点も、自営業モデルの大きな魅力です。金額だけで判断せず、自分にとっての価値を見つけることが重要ですね。
自営業モデルとして成功するためのポイント
ここまで自営業モデルの基本的な情報をお伝えしてきましたが、実際に活動を続けていく中で「成功するために必要なこと」が見えてきました。私が実践していることや、気をつけているポイントをシェアします。
クライアントとの信頼関係が何より大切
自営業モデルにとって、クライアントとの信頼関係は何よりも重要です。事務所が間に入らない分、すべてのやり取りが直接的になるので、一つ一つの対応が信頼に繋がります。
私が意識しているのは以下の点です。
レスポンスは早く、丁寧に メッセージへの返信は、できるだけ早く、丁寧に行うことを心がけています。特に撮影日程の調整や、衣装についての確認など、クライアントが判断を待っている場合は、遅くとも24時間以内には返信するようにしています。
約束は必ず守る 当たり前のことですが、撮影当日の時間厳守はもちろん、事前に確認した衣装の準備や、必要な持ち物など、約束したことは必ず守ります。万が一体調不良などで撮影に行けなくなった場合は、できるだけ早く連絡し、代替日を提案するなど、誠実な対応を心がけています。
プラスアルファの気配り 撮影が終わった後に、「本日はありがとうございました」とお礼のメッセージを送る、次回の撮影につながりそうな提案をするなど、小さな気配りが信頼関係を深めます。
実際、こうした積み重ねによって、「また佐藤さんにお願いしたい」と言っていただけることが増え、リピート案件に繋がっています。
自分の強みを見つけてブランディング
モデルマッチングサイトには、たくさんのモデルが登録しています。その中で選ばれるためには、自分の強みを明確にして、それを活かしたブランディングが求められます。
私の場合は、「30代・子育て中のママモデル」という立ち位置を明確にしました。若いモデルには負けるかもしれないけれど、同年代のママたちに共感してもらえる「リアルさ」が私の強みだと考えたんです。
プロフィールにも「4歳児ママ/等身大の30代を表現」と記載し、Instagram投稿も子育ての日常を織り交ぜながら、親しみやすい雰囲気を大切にしています。
結果として、子育て世代をターゲットにした商品やサービスの案件依頼が増えました。自分の特徴を「弱み」ではなく「強み」として捉え直すことで、需要がある分野が見えてきたんです。
どのような特徴でも、それを必要としているクライアントは必ずいます。「若くないから」「スタイルが完璧じゃないから」と諦めるのではなく、自分らしさを武器にすることが大切です。
継続的な発信とスキルアップ
自営業モデルとして活動を続けるには、継続的な発信とスキルアップが欠かせません。
SNSでの定期的な発信 Instagramは週に3〜4回は投稿するようにしています。モデル活動の様子だけでなく、日常の写真や、美容・ファッションに関する情報なども発信しています。フォロワー数よりも、「どんな人か」が伝わることを重視しています。
表現力を磨く努力 撮影現場では、カメラマンやクライアントの要望に応えられるよう、表情のバリエーションやポージングを工夫しています。また、他のモデルのInstagramを見て研究したり、ファッション雑誌を読んでトレンドをチェックしたりと、常に学ぶ姿勢を持つことが重要です。
体調管理と自己メンテナンス モデルという仕事では、自分自身が商品です。肌の調子、体型、髪の状態など、日頃からのメンテナンスが求められます。私は週に2〜3回は運動をして体型を維持し、スキンケアにも気を使っています。最近はサウナにハマっていて、デトックス効果もあって体調管理に役立っています。
こうした日々の積み重ねが、長く活動を続けるためには必要だと感じています。
自営業モデルを始める前に知っておきたい注意点
自営業モデルという働き方には魅力がたくさんありますが、同時に注意すべき点もあります。トラブルを避けるため、始める前に知っておいてほしいことをお伝えします。
契約内容は必ず確認する
自営業モデルとして活動する場合、事務所が間に入らないため、契約に関するトラブルが起きやすいです。私も最初の頃、曖昧なまま撮影に臨んでしまい、後から「話が違う」となったことがありました。
確認すべきポイント
- 報酬額と支払い時期
- 撮影時間と拘束時間
- 撮影場所と交通費の負担
- 写真の使用範囲(SNS、Web、印刷物など)
- 衣装やメイクの用意(誰が負担するか)
特に、写真の使用範囲は重要です。「SNSでの使用のみ」と聞いていたのに、後から広告に使われていた、というケースもあります。契約前にしっかり確認し、可能であれば書面に残しておくことが大切です。
詐欺や悪質な案件に注意
残念ながら、モデル業界には詐欺まがいの案件や、悪質なクライアントも存在します。特に「高額報酬」を謳う案件や、「レッスン料が必要」と言ってくる案件には注意が必要です。
怪しい案件の特徴
- 報酬が相場より極端に高い
- 事前に金銭の支払いを求められる
- 撮影場所が不明確(個人宅など)
- 連絡先が個人のLINEのみ
- 契約書がない
少しでも違和感を感じたら、無理に進めず、断る勇気を持つことが重要です。私自身、何度か怪しい案件に遭遇しましたが、直感を信じて断りました。自分の身を守るのは自分しかいません。
税務管理は後回しにしない
自営業として活動するなら、税務管理は避けて通れません。「確定申告は面倒だから後でいいや」と後回しにすると、後で大変なことになります。
私も最初は「副業だし、そこまで稼いでないから」と軽く考えていましたが、実際に確定申告の時期になって慌てました。領収書が見つからない、いつ何の撮影をしたか思い出せない、という状況に陥ったんです。
それ以降は、撮影ごとに収入と経費を記録し、領収書はすぐにファイリングするようにしています。会計ソフトを使えば、スマホで簡単に管理できるので、日々の記録が本当に大切です。
確定申告が必要になるのは、副業の場合は年間20万円以上の所得(収入から経費を引いた金額)がある場合です。個人事業主として本業でやっている場合は、金額に関わらず確定申告が求められます。
税金のことは難しく感じるかもしれませんが、最初にしっかり仕組みを理解しておけば、それほど大変ではありません。分からないことは税務署や税理士さんに相談すれば、丁寧に教えてもらえますよ。
まとめ
ここまで、自営業モデルという働き方について、私の実体験をもとにお伝えしてきました。
モデルは、もはや特別な職業ではなくなりました。自営業という形なら、普通の人でも、子育て中のママでも、副業としても、現実的に始められる仕事です。
大切なのは、完璧な準備を整えてから始めることではなく、「まず1回やってみる」ことです。私も最初は不安でいっぱいでしたが、一歩踏み出したことで、新しい世界が広がりました。
自営業モデルとして活動することで得られるのは、収入だけではありません。自分らしく働ける喜び、新しい人との出会い、自分に自信が持てる経験。そうしたものが、日々の生活を豊かにしてくれています。
「モデルをやってみたいけど、一歩が踏み出せない」と思っている方がいたら、ぜひこの記事が背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
自営業というビジネスモデルを理解し、自分の特徴を活かして、自分らしい働き方を見つけてください。あなたの一歩を、心から応援しています。
よくある質問
自営業モデルについて、よく聞かれる質問にお答えします。
Q. 年齢制限はありますか?
A. 基本的に年齢制限はありません。むしろ、20代〜60代まで、幅広い年齢層のモデルが求められています。クライアントによっては「30代のママモデル」「40代の落ち着いた雰囲気」など、特定の年齢層を指定することもあります。自分の年齢を強みにできる案件を探すことが大切です。
Q. 特別なスキルや経験は必要ですか?
A. 必須ではありません。もちろん、ポージングや表情作りのスキルがあれば有利ですが、最初はなくても大丈夫です。撮影を重ねるうちに自然と身についていきます。それよりも、時間を守る、丁寧なコミュニケーションを取るといった基本的なことが重要です。
Q. 副業として始めても大丈夫ですか?
A. もちろん大丈夫です。私自身、ライター業をメインにしながら、副業としてモデル活動をしています。会社員の方でも、土日や平日の夕方以降の撮影案件を選べば、無理なく続けられます。ただし、勤務先が副業を禁止している場合は、事前に確認が必要です。
Q. どれくらいの頻度で仕事がありますか?
A. 活動の仕方や登録しているサイト、自分の営業努力によって大きく変わります。私の場合、最初の数ヶ月は月1〜2回程度でしたが、半年経った今は月4〜6回ほどの案件に入れるようになりました。継続的に応募を続け、SNSでの発信も行うことで、徐々に案件は増えていきます。