「モデルになりたいけれど、どうすればいいの?」
InstagramやTikTokでキラキラと活躍するモデルたちを見て、そんな憧れを抱く人も多いでしょう。でも、実際のところモデルになるためには「センス」や「運」だけではなく、正しいルートと準備、そして現実的な行動力が必要です。
私自身、学生時代にモデル事務所に所属し、卒業後は出版社で編集者として働きながら、現在はライターとして活動しつつ副業でモデルを続けています。エステサロンの撮影モデルを中心に、知人が経営するアパレル会社のファッションモデルとしても活動する日々の中で、モデルという仕事のリアルを肌で感じてきました。
この記事では、モデルになるための具体的な方法から、求められるスキル、収入の実態、そして活動を続けるためのコツまで、私の経験を交えながら徹底的に解説します。未経験からでも、今日があなたの最初の一歩になるかもしれません。
モデルになるにはどんな方法がある?

モデルになるルートは、実は一つではありません。それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選ぶことが成功への第一歩です。
主な4つのルート
モデルに なるための代表的なルートを、特徴とともに整理してみました。
1. モデル事務所に所属する
最もスタンダードな方法です。モデル事務所に所属することで、案件の紹介やマネージメント、宣材写真の撮影サポートなど、プロとして活動するための環境が整います。オーディションを受けることで所属が決まり、事務所を通じてファッション雑誌や広告、CM出演などの仕事を受けられるようになります。
本格的にモデル活動をしたい人、安定した仕事量を確保したい人に向いています。私も学生時代はこのルートでスタートし、事務所のサポートがあったからこそ、未経験でも様々な撮影現場を経験できました。
2. オーディションに応募する
雑誌の専属モデルやブランドの広告モデルなど、特定の媒体が募集するオーディションを受けるルートです。モデル事務所に所属していなくても、個人で応募できるオーディションも多く存在します。
ファッション雑誌やブランドのイメージに合う人が求められるため、自分の個性や魅力を明確にアピールできる人に向いています。読者モデルとしてスタートし、徐々にキャリアを広げていく人も少なくありません。
3. スカウトされる
街中やSNS上でスカウトを受けるルートです。ルックスや雰囲気、個性が目に留まることでモデルとしてのチャンスが訪れます。渋谷や原宿などでスカウトを受けたという話はよく聞きますし、最近ではInstagramやTikTokでの発信が芸能事務所やモデルエージェンシーの目に留まるケースも増えています。
ただし、スカウトには悪質なものもあるため、事務所の実績や評判をしっかり確認する注意点を忘れないようにしましょう。
4. フリーモデルとして活動する
モデル事務所に所属せず、個人で案件を受けるスタイルです。SNSで自分をブランディングし、企業やサロンから直接依頼を受けることもできます。インフルエンサーとして活動しながら、商品紹介やブランドのPRモデルを務めるケースも増えています。
自由度が高く、副業として始めたい人やSNS発信が得意な人に向いています。私も現在はこのスタイルで、エステサロンやアパレル会社から直接依頼を受けることが多いです。
私自身は事務所登録とSNS発信を組み合わせて案件を獲得してきました。「自分をどう見せるか」を考えるのも、立派なブランディング戦略なんです。
モデルに求められる条件とスキル

「モデルには身長や体型が絶対条件」と思われがちですが、実際にはそれだけではありません。むしろ、表現力や自己管理能力といった内面的なスキルが求められることも多いのです。
身長・体型・ルックスだけではない
確かに、ファッションモデルとしてランウェイを歩く場合やファッション雑誌の専属モデルになるには、一定の身長や体型が求められます。一般的には女性で170cm前後、男性モデルなら180cm前後が目安とされることが多いです。
しかし、美容系のモデルやサロンモデル、インフルエンサー型のモデルでは、身長よりも「表情の豊かさ」「雰囲気」「清潔感」が重視されます。私自身、身長は決して高い方ではありませんが、エステサロンや小規模なアパレルブランドの撮影では、むしろ「親しみやすさ」が評価されることもありました。
肌の状態や姿勢、表情のコントロールができる人は、どのジャンルのモデルでも強みを発揮できます。顔だけでなく、全身で魅力を表現できることが大切なのです。
モデルとして求められる3つの力
モデルの仕事は、単に「そこに立っているだけ」ではありません。プロとして活躍するためには、以下の3つの力が必要です。
1. 自己管理力
体調管理はもちろん、スケジュール管理、美容や体型の維持など、自分自身をコントロールする力が求められます。撮影当日に体調を崩してしまえば、多くの人に迷惑をかけてしまいます。日々の食事や運動、睡眠といった基本的な生活習慣を整えることは、モデルに なるための基本中の基本です。
私も子育てをしながら副業でモデルを続けていますが、撮影前日は必ず早めに就寝し、当日の朝はむくみを取るために軽いストレッチをするなど、コンディションを整える努力を欠かしません。
2. 表現力
カメラの前でどう立ち、どんな表情を作るか。ポージングや視線の使い方、感情の演出ができるかどうかが、モデルとしての価値を左右します。同じ商品を撮影するにしても、モデルの表現力次第で商品の魅力を引き出せるかどうかが変わってくるのです。
学生時代、最初の撮影で緊張しすぎて顔が強張ってしまったことがあります。カメラマンに「笑顔は口ではなく目で作るんだよ」と教わった一言が、今でも忘れられません。それ以来、鏡の前で表情の練習をする習慣がつきました。
3. コミュニケーション力
撮影現場では、カメラマン、ヘアメイク、スタイリスト、クライアントなど、多くの人と連携しながら仕事を進めます。相手の意図を汲み取り、柔軟に対応できるコミュニケーション力が求められます。
時には「もう少し左に動いて」「表情をもっと柔らかく」といった細かい指示が飛び交います。素直に受け入れ、即座に対応できる柔軟性があると、「また一緒に仕事をしたい」と思ってもらえるのです。
モデルになるためのステップガイド

では、具体的にモデルになるためには何をすればいいのでしょうか。ここからは、実践的なステップを順を追って解説します。
① 自分に合ったジャンルを見つける
モデルと一口に言っても、活動するジャンルは多岐にわたります。まずは自分がどのジャンルのモデルを目指すのかを明確にしましょう。
ファッションモデル
雑誌やブランドの広告、ランウェイで服を着て魅力を伝える仕事です。ファッション雑誌の専属モデルやショーモデルとして活躍するには、スタイルの良さや存在感が求められます。ファッション業界の最前線で活躍したい人に向いています。
ビューティーモデル
コスメやスキンケア商品のPRモデルとして、肌の美しさや表情の魅力を活かす仕事です。美容系のブランドのイメージモデルとして起用されることもあります。肌や髪の手入れに自信がある人、美容に関心が高い人に向いています。
サロンモデル
ヘアサロン、ネイルサロン、エステサロンなどで施術のモデルを務める仕事です。私も現在メインで活動しているジャンルで、施術前後のビフォーアフターを撮影したり、サービスの魅力を伝える役割を担います。未経験でも始めやすく、継続的に案件をもらえる可能性が高いのが特徴です。
読者モデル
一般的なファッション雑誌やWebメディアで、読者目線でファッションやライフスタイルを発信するモデルです。特別なスキルがなくても、共感を呼ぶ親しみやすさがあれば活躍できます。SNSでの発信力があると、読者モデルとしてのチャンスが広がります。
インフルエンサーモデル
InstagramやTikTokなどのSNSを中心に活動し、フォロワーに対して商品やブランドを紹介するスタイルです。イン フル エン サーとして一定の影響力を持つことで、企業からタイアップ案件が舞い込むようになります。
目的が違えば「準備すべきこと」も異なります。たとえば「ファッション雑誌のモデル」と「サロンモデル」では、撮影のスタイルも求められるスキルも全く違うのです。自分がどんなモデルとして活躍したいのかを明確にすることが、モデルを目指す第一歩になります。
② 宣材写真・ポートフォリオを準備する
モデル事務所のオーディションを受けるにしても、企業に直接売り込むにしても、宣材写真やポートフォリオは必須です。これはあなたの「名刺」のようなもので、第一印象を左右する重要なツールです。
撮影のポイント
自然光を活用し、ナチュラルメイクで撮影する
全身写真とバストアップ(顔のアップ)の両方を用意する
体のラインが分かる服装を選ぶ(黒や白の無地がおすすめ)
背景はシンプルに、自分が引き立つように
プロのカメラマンに依頼する場合、相場は1〜3万円程度です。初めての方は、SNSで「#ポートレート」や「#撮影モデル募集」といったタグを活用して、お互いに作品作りを兼ねた撮影を提案してみるのも一つの方法です。
私も最初はプロに依頼するのをためらい、友人に撮影してもらいました。でも、事務所のオーディションを受ける際に「やはりプロに撮ってもらった方が良い」とアドバイスされ、改めて撮影し直した経験があります。投資する価値は十分にあります。
③ モデル事務所・オーディションに応募する
モデル事務所に所属することで、安定した案件の紹介やサポートを受けられます。オーディションを受けることが所属への第一歩です。
有名なモデル事務所の例
INCENT
レプロエンタテインメント
ホリプロインターナショナル
その他、地方にも多数の芸能事務所やモデルエージェンシーが存在します
応募時の注意点
募集要項をしっかり確認する(年齢制限、身長制限など)
高額な登録料や撮影費を最初に要求する事務所には注意する
過去の所属モデルの実績や、実際の活動内容を確認する
悪質な事務所の中には、「誰でもモデルになれる」と謳いながら、高額なレッスン料を請求したり、実際には仕事がほとんど来なかったりするケースもあります。公式サイトに「所属モデル一覧」があり、実際に稼働実績があるかを確認することが、安全な見極め方です。
モデル事務所に所属した後は、定期的な宣材写真の更新やレッスンの受講が必要になることもあります。事務所によって契約形態や条件が異なるため、契約内容はしっかり確認しましょう。
④ SNSを活用して活動を広げる
現代のモデル活動において、SNSは欠かせないツールです。InstagramやTikTokで自分の「作品」を発信することで、企業やブランドの目に留まるチャンスが広がります。
SNS活用のコツ
統一感のある写真のトーンやスタイルを心がける
ハッシュタグを効果的に使う(#モデル募集、#撮影モデル、#PRモデルなど)
撮影関係者へのタグ付けや感謝の投稿を忘れずに
フォロワー数よりも「エンゲージメント」を意識する
実は、フォロワーが1,000人以下でも案件が来るケースは珍しくありません。大切なのは「どれだけ熱心に見てくれる人がいるか」です。SNSは「もう一つのオーディション」であり、あなたの日常や価値観、センスを伝える場でもあります。
モデルの仕事の種類と収入のリアル

「モデルって実際どれくらい稼げるの?」という疑問を持つ方は多いでしょう。ここでは、モデルの仕事内容と収入の実態について、私の経験も交えながら正直にお伝えします。
モデルの主な仕事
モデルの仕事は、想像以上に幅広いジャンルに分かれています。
ファッション雑誌・ブランド広告
ファッション雑誌の撮影やブランドの広告モデルとして、服やアクセサリーの魅力を伝える仕事です。専属モデルとして契約する場合もあれば、単発の撮影案件として参加する場合もあります。ファッション業界での活動を目指す人にとっては、憧れの仕事と言えるでしょう。
Web・ECサイト撮影
オンラインショップの商品撮影モデルとして、アパレルや小物、雑貨などを着用・使用して撮影する仕事です。近年のEC市場の拡大に伴い、需要が非常に高まっています。1日で複数の商品を撮影することも多く、効率的にスキルを磨ける機会でもあります。
美容・サロンPRモデル
ヘアサロン、ネイルサロン、エステサロンなどで施術を受けながら、その過程や結果を撮影する仕事です。私が現在メインで活動しているのがこのジャンルで、施術を無料で受けられる上に報酬がもらえることもあります。継続的な案件になりやすく、サロン側との信頼関係が築ければ安定した収入源になります。
CM出演・イベントコンパニオン
テレビCMや企業のプロモーション映像への出演、展示会やイベントでのコンパニオン業務などもモデルの仕事に含まれます。CM出演は報酬も高めですが、競争率も高く、オーディションを勝ち抜く必要があります。
SNS案件(インフルエンサーコラボ)
企業やブランドから商品提供を受け、SNSで紹介するタイアップ案件です。インフルエンサーとしての影響力があれば、商品紹介だけで報酬を得ることも可能です。フォロワー数や投稿への反応によって報酬額が変動します。
収入の目安(ジャンル別)
気になる収入面について、ジャンル別に具体的な目安をご紹介します。
雑誌・広告モデル
1回の撮影で3〜10万円程度が相場です。専属モデルとして契約する場合は月額報酬制になることもあります。交通費は別途支給されることが多いですが、モデル事務所に所属している場合は、マネージメント料として報酬の一部(20〜30%程度)が差し引かれるのが一般的です。
サロンモデル
無料〜1万円程度に商品やサービスの提供がつくケースが多いです。初めは無償でも、継続的に依頼されるようになると報酬が発生したり、金額が上がったりします。私の場合、最初の半年は「交通費支給+施術無料」のみでしたが、サロン側との信頼関係が築けたことで、現在は1回5,000円〜1万円の報酬をいただけるようになりました。
CM・映像案件
1本あたり10〜30万円以上と高額ですが、競争率が非常に高く、オーディションを何度も受けてようやく1本獲得できるレベルです。また、CMへの出演が決まると、使用期間や放映エリアによって追加の報酬が発生することもあります。
SNSタイアップ
投稿1件あたり5千〜10万円程度で、フォロワー数や影響力に比例して報酬が変動します。フォロワーが1万人を超えると、企業から直接オファーが来るケースも増えてきます。商品提供のみの場合もあれば、金銭報酬が伴う場合もあり、条件は案件ごとに異なります。
私自身の経験を振り返ると、最初の1年間は「交通費支給+商品提供」だけという案件がほとんどでした。でも、コツコツと撮影を重ね、SNSでも発信を続けた結果、継続案件が増え、現在では副業として月5万円以上の収入が安定してきています。
モデルの仕事は、最初から高収入を期待できるものではありません。しかし、経験を積み、スキルを磨き、信頼を得ることで、確実に仕事量も報酬も増えていきます。
モデル事務所に所属する際の注意点

モデル事務所に所属することには多くのメリットがありますが、同時に注意すべきポイントもあります。契約前にしっかり確認しておくことが、後々のトラブルを防ぐ鍵となります。
契約内容を必ず確認する
モデル事務所との契約には、いくつかの形態があります。
契約形態の種類
専属契約:1つの事務所のみに所属し、他の事務所や企業と直接契約できない
業務委託契約:案件ごとに業務を委託される形式で、比較的自由度が高い
フリー契約:事務所に登録はするが、他の活動も自由にできる
確認すべき項目
宣材撮影やプロフィール更新にかかる費用の有無
マネージメント料の割合(報酬から何%差し引かれるか)
契約期間と更新条件
契約解除の条件や違約金の有無
事務所が紹介する仕事の種類や頻度
私が学生時代に所属していた事務所では、宣材撮影は年に1回無料で対応してもらえましたが、マネージメント料として報酬の30%が差し引かれていました。これは業界標準的な数字ですが、事前に理解していなければ「思ったより手元に残らない」とショックを受けることもあります。
契約書は必ず隅々まで読み、不明点があれば遠慮せずに質問しましょう。親や信頼できる大人に相談することも大切です。
悪質事務所に注意
残念ながら、モデル志望者の夢につけ込む悪質な事務所も存在します。以下のような特徴がある場合は要注意です。
悪質事務所の特徴
高額なレッスン料や登録料を先に請求される
「誰でもモデルになれる」とSNSで積極的に広告している
所属モデルの実績や活動内容が不明瞭
契約を急かされる、その場で決断を迫られる
オーディション時に過度に褒めちぎり、すぐに合格を伝える
安全な見極め方
公式サイトに所属モデルの一覧があり、実際にメディアへの出演実績や撮影実績が確認できるかをチェックしましょう。また、事務所名で検索して口コミや評判を調べることも重要です。
もしスカウトを受けた場合は、その場で契約せず、必ず一度持ち帰って調べる時間を作ってください。正当な事務所であれば、慎重に検討する時間を与えてくれるはずです。
中学生や高校生など未成年の場合は、必ず保護者と一緒にオーディションや面談に参加し、契約内容を共有することが不可欠です。
モデル活動を続けるためのコツ

モデルになることができても、活動を続けていくことは簡単ではありません。ここでは、長く活躍するために私が意識していることをお伝えします。
信頼を積み上げる
モデルの仕事は「人と人との信頼関係」で成り立っています。一度でも信頼を失えば、次の仕事に繋がりません。
現場で大切にすべきこと
時間厳守:撮影は多くのスタッフが関わるため、遅刻は絶対にNG
レスポンスの早さ:連絡には迅速に返信し、スケジュール調整も柔軟に
撮影現場での礼儀:カメラマン、ヘアメイク、スタイリスト、クライアント全員への感謝を忘れずに
体調管理の徹底:当日のコンディションが悪ければ、作品のクオリティに直結する
私が今でも継続的に仕事をいただけているのは、「この人なら安心して任せられる」と思ってもらえているからだと感じています。技術やルックス以上に、「また一緒に仕事をしたい」と思ってもらえる人柄が大切なのです。
SNSでの発信も信頼構築の一環
撮影後には、必ず関係者へのタグ付けや感謝の投稿をするよう心がけています。これは単なる礼儀だけでなく、相手への敬意を示すとともに、自分の活動を広く知ってもらう機会にもなります。
セルフブランディングの習慣
モデルは「自分自身が商品」です。だからこそ、自分をどう見せるかというセルフブランディングが重要になります。
SNSは”自分の名刺”
InstagramやTikTokでの発信は、あなたという「ブランド」を作る大切なツールです。投稿する写真のトーン、使う言葉遣い、発信する内容に統一感を持たせることで、「この人はこういう雰囲気のモデルだ」というイメージが定着します。
私の場合、ナチュラルで親しみやすい雰囲気を大切にしているため、投稿する写真も明るく柔らかいトーンで統一しています。また、子育てと仕事を両立している姿も発信することで、「ママでもモデル活動ができる」というメッセージを伝えています。
定期的な自己撮影とプロフィール更新
髪型を変えたとき、雰囲気が変わったときには、自分で撮影したり、プロに撮り直してもらったりして、常に最新の自分を見せられるようにしています。古い写真を使い続けていると、実際に会ったときのギャップが生まれ、信頼を損ねることもあるからです。
「どう見られたいか」を自分で決める
モデルは人に見られる仕事。だからこそ、「どう見られたいか」を自分で決める力が必要です。流行に流されるのではなく、自分の軸を持ち、それを表現し続けることが、唯一無二のモデルとしての価値を生み出します。
私自身、30代になり子育てもしながらモデルを続ける中で、「無理に若作りするのではなく、今の自分の魅力を最大限に活かす」という方針を明確にしました。それが結果的に、同世代のママや働く女性に共感してもらえるブランディングに繋がっています。
モデルのなり方に「遅い」はない
ここまで、モデルに なるための具体的な方法から、求められるスキル、収入のリアル、そして活動を続けるためのコツまでをお伝えしてきました。
モデルになるには、ルートも年齢もひとつではありません。モデル事務所に所属する道、フリーモデルとして活動する道、SNSで発信しながらインフルエンサーとして案件を獲得する道——どの道を選んでも、「続ける努力」と「魅せ方の工夫」でチャンスは広がります。
私自身、学生時代にモデル事務所に所属していた時期もあれば、仕事や子育てでモデル活動から離れていた時期もありました。でも、32歳になった今、再びフリーモデルとして活動を始め、自分なりのスタイルで仕事を楽しんでいます。
「もう遅いかも」と思っている方がいたら、それは間違いです。モデルという仕事に「遅すぎる」ことはありません。ファッション雑誌の専属モデルを目指すのか、サロンモデルとして活動するのか、SNSで影響力を持つのか——目指す形は人それぞれです。
たとえ未経験でも、今日が「最初の一歩」になります。宣材写真を撮ってみる、オーディションに応募してみる、SNSで自分を発信してみる。小さな行動が、新しい世界への扉を開きます。
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