イントロダクション
パリ・ファッションウィーク、通称「パリコレ」。多くの人が憧れるこの舞台は、華やかな表だけでなく、舞台裏には想像以上のリアルがあります。
私自身、学生時代から社会人の数年間、モデルとして芸能事務所に所属していた経験があり、最近では子育てが落ち着いたこともあって副業でモデル活動も再開しています。
そんな中で、パリコレ出演経験のある先輩モデルと知り合う機会に恵まれ、聞けば聞くほど、この世界の奥深さと厳しさに圧倒されました。「テレビで見る華やかな世界とは、本当に別世界だった」と語る先輩の言葉が、今でも印象に残っています。
今回は、その先輩から聞いた貴重なエピソードも交えつつ、2025年の最新情報とともに、パリコレクションの魅力を余すことなくお伝えします。
パリコレクションとは?|ファッション界の最高峰

パリコレクションには、実は2つの大きな柱があります。「パリ コレクション」とは、フランス・パリで開催されるオートクチュールとプレタポルテ両方の新作発表会を指す総称です。
世界5大コレクションのひとつであり、ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、東京と並ぶ存在です。パリコレクションはその規模が世界最大級であり、ファッション界の主導権を握るイベントとして、資本力のある有名ブランドやデザイナーが多数参加しています。
会場もまた特別です。パリ コレクション の会場やイベントは、VIPや著名人が集まる華やかな場としても知られています。
パリコレクションは、毎シーズンごとに新たな流行を発信し、世界のファッション業界に大きな影響を与えています。
このように、パリコレクションはファッション界において非常に重要な位置を占めています。
パリコレとは?2つの「コレクション」の違い
パリコレクションには、実は2つの大きな柱があります。「プレタポルテ」と「オートクチュール」です。
**プレタポルテ(Prêt-à-porter)**は、「既製服」を意味する言葉で、実際に店頭で販売される服を指します。毎年春夏と秋冬の年2回開催され、2025年は3月に秋冬コレクションが開催予定です。私たちが普段目にするファッションショーの多くは、このプレタポルテのコレクションです。
一方、**オートクチュール(Haute Couture)**は、顧客一人ひとりのために作られる「高級注文服」のこと。フランス語で「高級仕立て服」を意味し、厳格な規定をクリアしたメゾンのみが名乗ることができる、まさにファッション界の最高峰です。パリ オートクチュール コレクションは毎年1月と7月に開催され、特に7月は新作が発表される重要な時期とされています。第二次大戦後のファッション業界の変化や、消費 時代の到来によってオートクチュールやプレタポルテの進化が促され、コレクションの開催スタイルや業界の動向にも大きな影響を与えました。
先輩モデルも「プレタポルテとオートクチュールでは、求められるオーラも歩き方も全く違う」と話していました。オートクチュールは一点物の芸術品を身にまとうため、モデル自身もその作品の一部として完璧さが求められるのだそうです。
歴史と世界的影響力
パリコレクションの歴史は、19世紀後半のシャルル・フレデリック・ウォルトが開いたサロンから始まったとされています。その後、1973年にパリ・ファッション・ウィークが正式に設立され、現在の形になりました。
世界5大コレクション(パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、東京)の中でも、パリは特別な位置を占めています。なぜなら、ファッションの発祥地としての歴史と格式、そして現在でも最も影響力のあるブランドが集結しているからです。
会場もまた特別です。ルーブル美術館のカルーゼル・デュ・ルーヴルや、グラン・パレ、パレ・ド・トーキョーなど、まさに文化遺産級の場所でショーが開催されます。ルーブル美術館の中庭に特設テントを設営してファッションショーが行われていた歴史的背景もあり、象徴的な場所として知られています。実際、CFCLの2025年春夏コレクションもパレ・ド・トーキョーで開催されました。
パリの街全体がコレクション期間中は華やかに賑わい、街を歩く人々や風景も特別な雰囲気に包まれます。
また、展示会やファッション展の会期は限られており、期間中にしか体験できない特別なイベントとなっています。
先輩モデルは「あの空間に立つだけで、自分が歴史の一部になったような気持ちになる」と話していました。単なるファッションショーではなく、芸術と文化が融合した特別な体験なのです。
パリコレ2025の基本情報と注目ポイント

2025年秋冬パリコレクションは3月に開催予定です。日程は3月3日から11日までの期間で、最終日は11日となっています。
会期・会場・スケジュール(2025年秋冬)
2025年秋冬パリコレクションは3月に開催予定で、世界中のファッション関係者が注目しています。今シーズンも、伝統的な会場であるルーブル美術館のカルーゼル・デュ・ルーヴルを始め、パリ市内の様々な象徴的な場所でショーが開催される予定です。
特に注目されているのは、近代建築を活用した新たな空間演出です。従来のランウェイの概念を超えた、没入感のある体験型ショーが増えており、観客とモデルの距離感を縮める試みが各ブランドで行われています。
モデルとして活動している立場から言うと、パリコレの会場は本当に特別です。普通のファッションショーとは音響も照明も全く違うレベルで、その場にいるだけで鳥肌が立つような感覚を覚えます。
注目ブランドとデザイナー
2025年のパリコレクションで特に注目されているのは、日本人デザイナーの活躍です。
CFCL(シーエフシーエル)は、元イッセイ ミヤケ メンのデザイナー・高橋悠介が手がけるブランドとして、サステナブルなニットウェアで世界的な評価を受けています。2025-26年秋冬メンズ・コレクションも発表され、技術力の高さで注目を集めています。
sacai(サカイ)は、「日常の上に成り立つデザイン」をコンセプトに、異質な素材の組み合わせで独特な世界観を表現しています。阿部千登勢デザイナーによる革新的なアプローチは、毎シーズン話題を呼んでいます。
IM MENも、ミラノからパリへと活動の場を移し、評価を高めているブランドのひとつです。
さらに、若手デザイナーとして注目されているのがジャクリーン・フィルーなど、新しい世代のクリエイターたちです。彼らは従来のファッションの枠を超えた表現で、業界に新しい風を吹き込んでいます。
2025年のキートレンド
2025年のパリコレクションでは、3つの大きなトレンドが注目されています。
1. 持続可能性(サステナビリティ) 環境への配慮は、もはやファッション業界にとって避けて通れないテーマです。リサイクル素材の活用、アップサイクル、ゼロウェイストデザインなど、地球環境に優しい取り組みが各ブランドで積極的に行われています。
特にCFCLは、リサイクル糸を使った美しいニットウェアで、サステナブルファッションの可能性を世界に示しています。「美しさと環境配慮は両立できる」ということを、実際のコレクションで証明していますね。
2. テクノロジーの融合 3Dプリンティング技術、バーチャルモデルの活用、AIを使ったスタイリング提案など、最新技術とファッションの融合が進んでいます。特に、デジタルファッションの分野では、物理的な服を作らずに着用体験を提供する技術も注目されています。
先輩モデルから聞いた話では、「最近はフィッティングの段階で3Dスキャンを使うブランドもある」とのこと。技術の進歩によって、よりパーソナライズされたファッション体験が可能になっているそうです。
3. ミニマル×モダンの再解釈 シンプルさの中に革新性を見出す、新しいミニマリズムが台頭しています。装飾的な要素を削ぎ落としながらも、シルエットや素材の質感で個性を表現するアプローチが多く見られます。
これは、パンデミックを経験した現代社会の価値観の変化を反映しているとも言えるでしょう。本当に必要なもの、本当に美しいものへの回帰とも捉えることができます。
パリコレクションのチケット情報|観覧方法と入手のコツ
パリコレクションは、世界中のファッションファンや業界関係者が憧れる一大イベント。3月と10月の年2回、パリの歴史ある会場や最新の空間で、各ブランドの新作が発表されます。そんなパリコレクションのファッションショーを実際に観覧したい!という方のために、チケット情報と観覧のコツをまとめました。
先輩モデルが語った「パリコレの裏側」

招待される人は大きく3つのカテゴリーに分かれます。特にVIPや著名人は、ファッションショーの“前列”に招待されることが多く、注目を集めます。
また、バックステージや会場の装飾、展示の配置などでは、クリエイティブな“センス”が高く評価されています。
業界関係者にはデザイナーやバイヤーだけでなく、“ライター”やフォトグラファーも含まれており、彼らはパリコレの情報発信や記録に重要な役割を果たしています。
モデル・ゲスト・業界人が招待される条件
パリコレクションは完全招待制で、一般の人が入場することはできません。この点について、先輩モデルに詳しく聞いてみました。
「招待される人は大きく3つのカテゴリーに分かれる」と先輩は説明してくれました。
1. 業界関係者:バイヤー、ジャーナリスト、PRエージェンシー、スタイリストなど
2. セレブリティ・インフルエンサー:ブランドの顔となる著名人
3. モデル:ショーに出演するモデルとその関係者
モデルとして出演するための選考プロセスは、想像以上に厳しいものです。まず書類審査があり、その後ウォーキングのオーディション、そして最終的にはリハーサルを経て本番に臨みます。
また、リハーサルは深夜まで続くことも多く、「夜中の2時までリハーサルをして、次の日の朝8時には別のブランドのフィッティング」というスケジュールも珍しくないそうです。体力的にも精神的にも、本当にストイックな世界なのだと実感しました。
バックステージのリアル
テレビや雑誌では華やかなランウェイの様子ばかりが映し出されますが、バックステージは全く違う世界です。
「メイク、ヘア、着替えが同時進行で、とにかく時間との勝負」と先輩は振り返ります。一つのショーで複数のルックを着る場合、着替えに与えられる時間はわずか30秒程度。その間に、アクセサリーや靴まで含めて完璧にコーディネートを変えなければなりません。
バックステージでは英語が飛び交い、時にはフランス語やイタリア語も聞こえてきます。世界各国から集まったスタッフとモデルが、限られた時間の中で完璧なショーを作り上げるために、常に緊張感が漂っています。
特に印象的だったのは、「最後の30秒で衣装が変更された」という先輩の体験談です。デザイナーの最終的な判断で、直前になって全く違う衣装に変更となり、メイクも髪型も急遽変更することになったそうです。
「そんな時でも、決して動揺せずにプロとしての仕事をこなす。それがパリコレのモデルに求められること」と先輩は言います。
モデルに求められること
パリコレクションのモデルに求められるのは、単純にスタイルや顔立ちの美しさだけではありません。
身体的な条件はもちろん重要ですが、それ以上に語学力、適応力、そして精神的な強さが必要不可欠です。
多国籍のスタッフと円滑にコミュニケーションを取るための英語力、突然の変更にも柔軟に対応できる適応力、そして極度のプレッシャーの中でも冷静さを保てる精神力。これらすべてが揃って初めて、パリコレのステージに立つことができるのです。
先輩が特に強調していたのは、「覚悟」の重要性でした。「パリコレは夢の舞台だけど、同時に厳しい現実もある。その両方を受け入れる覚悟がないと、やっていけない」と。
実際、体調管理も徹底する必要があります。ショー前の数週間は、食事制限や運動メニューを厳格に守り、肌の調子から体重まで、すべてを完璧にコントロールしなければなりません。
でも、そんな厳しさがあるからこそ、ランウェイに立った時の達成感は格別なのだそうです。「あの瞬間のために、すべての苦労が報われる」という先輩の言葉が、とても印象的でした。
パリコレモデルになるための道のりに興味がある方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
日本人とパリコレ|誇るべき参加と可能性
パリコレクションに関する記事では、歴史的背景やイベント、デザイナーの活躍などが詳しく紹介されています。

日本人ブランド・デザイナーの世界進出
近年、パリコレクションにおける日本人デザイナーの存在感は確実に高まっています。単なる参加者ではなく、世界のファッション界をリードする存在として認められているのです。
CFCL(シーエフシーエル)は、その最も象徴的な例でしょう。高橋悠介デザイナーが手がけるこのブランドは、リサイクル糸を使った革新的なニットウェアで世界的な注目を集めています。特に印象的なのは、環境配慮と美しさを両立させた「サステナブル・ラグジュアリー」という新しい価値観の提示です。
2025年の春夏コレクションでも、CFCLは独自の製法で作られたニットドレスを発表し、ファッション業界に大きなインパクトを与えました。「日本の技術力と美意識が、世界基準でどれだけ通用するかを証明している」と、先輩モデルも感嘆していました。
sacai(サカイ)も忘れてはいけません。阿部千登勢デザイナーによる「日常の上に成り立つデザイン」は、パリのファッション界でも独特な位置を確立しています。異なる素材やデザインを組み合わせる独自の手法は、「ハイブリッド・ファッション」として世界中のセレブリティにも愛用されています。
IM MENについても、ミラノからパリへと活動の拠点を移し、より洗練されたコレクションで評価を高めています。日本人デザイナーの技術力と創造性が、パリという最高峰の舞台で正当に評価されている証拠です。
伝統工芸とパリコレの融合
日本の伝統工芸とパリコレクションの融合も、近年の大きな流れの一つです。この動きは、単なる「ジャパン・クール」を超えた、真の文化交流として注目されています。
特に感動的だったのは、京都の老舗染色工房の技術がパリコレのドレスに使われた例です。100年以上続く友禅染めの技法が、現代的なシルエットのイブニングドレスに施され、その美しさは会場でため息を誘いました。
驚くべきことに、そのコレクションのカタログには、染色を手がけた職人の名前が明記されていたそうです。これは、日本の「匠の技」が、単なる技術ではなく芸術として認められている証拠でもあります。
私自身、日本の伝統工芸の素晴らしさを改めて実感しました。モデル活動を通じて和装に触れる機会もありますが、その繊細さと美しさは本当に世界に誇れるものだと思います。
金沢の金箔技術がアクセサリーに活用されたり、有田焼の技法をヒントにした立体的なドレスが制作されたりと、日本の伝統が新しい形でパリコレに息づいているのです。
モデルとして参加するには?
「パリコレに出演してみたい」という夢を持つ方からよく相談を受けるのですが、実は日本にいながらでもチャンスはあります。
まず大切なのは、国内でのモデル経験を積むことです。私も学生時代から地道にポートフォリオを作り、小さな仕事から始めました。東京コレクションやファッションショー、雑誌撮影など、できるだけ多くの経験を積むことが重要です。
SNSでのセルフプロモーションも現代では欠かせません。InstagramやTikTokで自分の魅力を発信し、海外のエージェンシーの目に留まるケースも増えています。ただし、プロフェッショナルな写真と、日常的な投稿のバランスが大切です。
語学力の習得も必須です。特に英語は必要不可欠で、簡単なコミュニケーションが取れるレベルは最低限求められます。
現実的なルートとしては、以下のようなステップが考えられます:
国内モデルエージェンシーへの所属
東京コレクションでの経験積み
海外エージェンシーとの契約
パリでのオーディション参加
ただし、厳しい現実もお伝えしなければなりません。パリコレのモデルになるのは本当に狭き門で、日本人であっても海外で通用する特別な個性や魅力が必要です。
でも、挑戦する価値は十分にあります。たとえパリコレに届かなくても、その過程で得られる経験や人とのつながりは、人生の大きな財産になるはずです。
進化するパリコレ|未来のファッションショーとは

デジタル化とライブ配信
パンデミックを機に、ファッション業界も大きな変革を迫られました。その中で最も注目されているのが、デジタル技術を活用したファッションショーの新しい形です。
現在では、多くのブランドが公式サイトやSNSでライブ配信を行い、世界中の人々がリアルタイムでコレクションを楽しめるようになりました。これまで限られた人だけが体験できた「パリコレの世界」が、より身近なものになったのです。
さらに進歩的なのは、メタバース空間でのファッションショーです。バーチャル空間に再現されたランウェイで、アバターモデルが最新コレクションを披露する試みも始まっています。参加者は自分のアバターで会場に「出席」し、まるで実際にパリコレ会場にいるような体験ができるのです。
観客参加型イベントも増えています。視聴者がリアルタイムでコメントを送ったり、お気に入りのルックに投票したりと、従来の一方向的なファッションショーから、双方向のコミュニケーションが生まれる「没入体験」へと進化しています。
私自身、最近のファッションショーをオンラインで見る機会が増えましたが、その技術の進歩には本当に驚かされます。自宅にいながら、まるで最前列で見ているような臨場感を味わえるのです。
それでも残る”リアル”の価値
しかし、どれだけデジタル技術が進歩しても、実際の会場で体験する「リアル」の価値は決して失われることはありません。
会場の空気感、モデルの足音、観客の息遣い、そして何より、その場でしか感じることのできない緊張感と高揚感。これらはデジタルでは完全に再現することができない、特別な要素です。
先輩モデルも「ステージは毎回緊張するけど、やっぱり最高の場所」と語っていました。「カメラ越しでは伝わらない、会場全体のエネルギーがある。それを肌で感じながら歩くランウェイは、本当に特別な体験なんです」と。
音響設備一つ取っても、パリコレの会場は特別です。足音の響き方、音楽の包み込むような臨場感、すべてが計算され尽くした空間だからこそ生まれる「魔法」があるのです。
また、会場でしか見ることのできない細部の美しさもあります。生地の質感、縫製の精密さ、アクセサリーの輝き。これらは高画質のカメラでも完全には捉えきれない、リアルならではの魅力です。
デジタル化によってファッションショーの楽しみ方は確実に広がりましたが、同時に「実際に会場で体験することの価値」も再認識されているのが現状です。未来のパリコレは、デジタルとリアルが共存する、より豊かな体験を提供してくれることでしょう。
まとめ
パリコレクションは、単なるファッションイベントではありません。世界中から集まった才能、最先端の技術、そして長い歴史に培われた文化が融合する、まさに「奇跡の場」なのです。
元モデルとして活動していた経験と、現在の副業モデルとしての活動を通じて、この世界の華やかさと厳しさの両面を垣間見ることができました。特に、パリコレ出演経験のある先輩モデルから聞いた体験談は、テレビや雑誌では決して知ることのできない、貴重なリアルストーリーでした。
2025年のパリコレクションでも、サステナビリティ、テクノロジー、そして日本人デザイナーの活躍など、多くの見どころがあります。CFCLやsacaiをはじめとする日本ブランドの世界的な評価は、私たち日本人にとって誇らしいものです。
デジタル化の波は確実にファッション業界にも押し寄せていますが、それでもなお、実際の会場で体験する「リアル」の価値は色褪せることがありません。むしろ、デジタルとリアルが共存することで、より多くの人がパリコレの魅力に触れられるようになったとも言えるでしょう。
もしパリコレに憧れを抱いている方がいらっしゃるなら、まずは国内でできることから始めてみてください。夢は大きく持ちながらも、足元からしっかりと歩んでいくことが大切です。
2025年、また新たな歴史が生まれる瞬間を、ぜひ見逃さないでくださいね。