こんにちは、元芸能モデルで現在はフリーランスライター兼ママモデルの佐藤です。現在は4歳の娘を育てながら、ライターとしての活動とモデル活動を両立しています。
学生時代から社会人になりたての頃まで芸能事務所に所属し、モデルとして活動していた私。結婚・出産を経て一度は第一線から退いたものの、子育てが少し落ち着いた昨年から、「副業モデル」としての活動を再開しました。
副業モデルとして様々なモデル経験を積んできましたが、今回は「サロンモデル」についてご紹介したいと思います。
「サロンモデルって、美容院のサービスがタダで受けられてお得そう!」「空いた時間に楽に稼げそう!」—そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。でも実際のところ、そんな甘い話だけではないんです。
今回は私自身のリアルな体験をもとに、サロンモデルの仕事内容や報酬、なり方、そして知っておくべき注意点までを包み隠さずお伝えします。これからサロンモデルにチャレンジしたい方の参考になれば嬉しいです。
サロンモデルってどんな仕事?カットモデル・撮影モデルとの違い

「サロンモデル」という言葉自体は聞いたことがあっても、具体的にどんな仕事なのかイメージしづらいですよね。まずは基本的な役割からご説明します。
サロンモデルの基本的な役割
サロンモデルの主な役割は、美容師さんの技術練習の協力や、ヘアカタログ用のスタイル撮影のモデルになることです。私が最初にサロンモデルのオファーを受けたのは、知人の美容師さんからの「新しいカット技術の練習に協力してほしい」という依頼でした。
サロンモデルとして依頼される施術は、主に以下の3種類です:
カット:新しいスタイルの練習や、美容師の技術向上のための練習台になります
カラー:新色の試し塗りや、グラデーションなどの複雑なテクニックの練習に
パーマ:巻き方や薬剤の調整など、美容師さんの技術向上に協力
美容室によっては、これらの施術後に写真撮影が行われ、サロンのホームページやSNS、場合によっては雑誌などに掲載されることもあります。私の場合、東京都内の有名サロンでカラーモデルを務めた際には、撮影した写真がサロンのInstagramアカウントに掲載されました。
特に若手の美容師さんやアシスタントの方々にとって、サロンモデルは技術向上のための貴重な練習機会となっており、私たちモデルの協力が彼らの成長に直接貢献しているんですよ。
カットモデル・撮影モデルとの違いとは?
モデルと一言で言っても、「カットモデル」「撮影モデル」「サロンモデル」と、実はいくつか種類があります。これらの違いを理解しておくことで、自分に合ったモデル活動を選べるようになります。
種類 | 主な目的 | 報酬の有無 | 求められる条件 |
---|---|---|---|
カットモデル | 技術練習、試験対策 | 基本なし | 髪型や条件に応じる必要あり |
撮影モデル | 広告用、SNS用、作品集 | ありorなし | 撮影映えするスタイル |
サロンモデル | 技術練習 + 撮影など | まちまち | 柔軟な髪型の了承が必要 |
私の経験から言うと、カットモデルは主に美容師さんの技術練習や試験対策のために募集されることが多く、ほとんどの場合は無償です。ただし、施術自体は無料で受けられるというメリットがあります。
一方、撮影モデルは雑誌やサロンの広告、SNS用の写真撮影が主な目的です。こちらは案件によっては報酬が発生することもありますが、「作品として掲載させてもらえる」という形で無償の場合も多いです。写真映えするかどうかが重視されるため、ある程度のモデル経験やポージングのスキルが求められることもあります。
そしてサロンモデルは、これら両方の要素を持っているのが特徴です。技術練習の側面もあれば、その後の撮影モデルとしての側面もあり、報酬も案件によって異なります。サロンモデルの場合、髪型に対して柔軟に対応できることが大切です。「絶対にこの長さ以上は切らないで」などと強いこだわりがあると、モデルとしては難しい場合があります。
私の体験談を少し。昨年、東京都内のとある美容室でサロンモデルをした時のこと。最初は「ボブにカットしたい」という依頼だったのですが、美容師さんと話しているうちに「もっと短くできませんか?」と相談されました。その時は思い切って「お任せします」と返答したのですが、結果的に私が想像していたよりもずっと短いショートヘアになりました。最初は驚きましたが、プロの技術で仕上げられたそのスタイルは予想以上に私に似合っていて、新しい自分との出会いになりました。
このように、サロンモデルではある程度の”お任せ精神”が必要なんです。でも、それが新しい自分を発見するきっかけになることも少なくありません。
サロンモデルの報酬・メリット・注意点

「サロンモデルって実際どうなの?」とよく聞かれますが、やはり気になるのは報酬面ですよね。実際のところ、どれくらいの報酬が期待できるのでしょうか?
サロンモデルってお金もらえるの?
結論から言うと、サロンモデルの報酬はケースバイケースです。無償の場合もあれば、有償の場合もあります。私の経験では、以下のようなパターンがありました:
完全無償:特に練習目的の場合や、新人美容師さんの技術向上のための場合は無償が多いです。ただし、施術自体は無料で受けられます。
交通費程度:東京都内のサロンでは、交通費として1,000〜2,000円程度支給されるケースもあります。
有償:ヘアカタログの撮影や、サロンのSNS用コンテンツ作成が目的の場合は、3,000〜10,000円程度の報酬が発生することもあります。特に人気サロンやヘアショーなどの場合は、それ以上の報酬が出ることも。
全国の平均相場としては、カットのみの場合で約2,900円程度、カラーやパーマなど時間のかかる施術が含まれる場合は5,000円前後になることが多いようです。ただし、これはあくまで平均値で、サロンの規模や地域、目的によって大きく異なります。
私の場合、東京都内の有名サロンでのカラーモデルで7,000円、地方都市のサロンでのカットモデルでは無償+交通費1,000円、といった具合でした。最初から報酬を期待するよりも、「美容の施術が無料または格安で受けられる」というメリットを主に考えた方が良いでしょう。
美容代を節約できるサロンモデルのメリット
サロンモデルの魅力は、何と言っても美容代の節約です!私のようにヘアスタイルを頻繁に変えたい人にとっては、大きな節約になります。
例えば、私が先日参加したあるサロンモデルの案件。通常なら2万円以上するであろうハイライトカラーの施術が無料で受けられました。さらに、その技術を担当したのは業界では知られた実力派の美容師さん。普通にお客さんとして行ったら予約すら取りづらい人です。
他にも以下のようなメリットがあります:
ハイレベルな施術が無料または格安で受けられる:一流サロンのカットやカラーが受けられるのは大きな魅力です。
最新トレンドのスタイルを体験できる:美容師さんは常に新しいスタイルや技術を研究しています。サロンモデルとして協力することで、最新のヘアトレンドをいち早く取り入れることができます。
美容師さんとのつながりができる:定期的にサロンモデルを務めることで、美容師さんと良好な関係を築くことができます。私の場合、何度かモデルを務めたサロンからは「次回の撮影もぜひ」と声をかけてもらえるようになりました。
また、施術中の美容師さんとの会話も楽しみの一つ。プロの視点から自分に似合うスタイルや、ヘアケアのアドバイスをもらえることも貴重な経験です。
こんなデメリット・注意点もある
一方で、サロンモデルには知っておくべきデメリットや注意点もあります。
希望の髪型にできないケースも
サロンモデルの最大のデメリットは、必ずしも自分の希望通りの髪型にならない可能性があることです。前述のように、私もショートヘアのモデルをした際には予想以上に短くカットされました。「絶対に○○したくない」という強いこだわりがある方は事前に伝えておくべきですが、あまりに条件が多いとモデルとしてオファーが来にくくなる可能性もあります。
時間が読めない・長引く場合も
通常のお客さんとは違い、技術練習や撮影が目的のため、予想以上に時間がかかることがあります。特に新人美容師さんの練習台になる場合や、撮影がある場合は半日以上かかることも珍しくありません。私も一度、カラーとカットで7時間かかったことがあります。平日の夜や週末に予定を空けておく必要があるので、時間に融通が利かない方には向いていないかもしれません。
無償や交通費自己負担も覚悟
冒頭でもお伝えしたように、必ずしも報酬が出るわけではありません。特に知名度の低いサロンや練習目的の場合は、無償であることが多いです。また、交通費が支給されないケースもあるので、事前に確認しておきましょう。私自身、最初のうちは「経験を積むため」と割り切って、交通費自己負担の案件も引き受けていました。
これらのデメリットを踏まえた上で、サロンモデルを始めるかどうか検討してみてください。私の場合は、髪型に強いこだわりがないこと、時間に融通が利くこと、そして何より美容に興味があることが、サロンモデルを続けられている理由です。
サロンモデルになるには?応募の方法とおすすめサイト

「サロンモデルに興味はあるけど、具体的にどうやって始めればいいの?」というご質問をよくいただきます。ここからは、実際にサロンモデルになるための方法をご紹介します。
街中で声をかけられるって本当?
映画やドラマでよくある「街で突然スカウトされる」シーン。サロンモデルの世界でも、実はあるんです。
私自身、表参道を歩いていた時に「髪型変えませんか?」と声をかけられたことがありました。実際に行ってみると、有名サロンのアシスタントさんが担当してくれて、素敵なカットに仕上げてくれました。もちろん無料です!
しかし、このようなスカウトには注意も必要です。特に「モデル事務所に所属しませんか?」といった声かけは、悪質な詐欺の可能性もあります。私の友人は「無料で撮影します」と言われて行ってみたら、実際には高額な写真集の購入を勧められたということもありました。
スカウトを受ける際のポイントは:
その場で判断しない:名刺やウェブサイトを確認し、サロンの実在性を調べましょう
個人情報は慎重に:すぐに連絡先を教えず、まずはサロンのSNSやホームページをチェック
前払い金は絶対NG:「登録料」などの名目でお金を要求される場合は要注意
信頼できるかどうか判断がつかない場合は、丁寧にお断りするのが無難です。モデルになる方法は他にもたくさんありますから。
おすすめの応募方法はこれ!
サロンモデルになるためのより確実な方法をご紹介します。
SNS(InstagramやX)の活用
私がサロンモデルの活動を再開する際に最も役立ったのが、SNSでした。InstagramやXでは、美容師さんやサロンが「モデル募集」の投稿を頻繁に行っています。
効果的なSNS活用法:
ハッシュタグ検索:「#モデル募集」「#カットモデル募集」「#サロンモデル」「#モデル」などのハッシュタグで検索
プロフィールの整備:自分のプロフィールに「サロンモデル希望」と書いておくと、美容師さんからDMが来ることも
サロンをフォロー:興味のあるサロンや美容師さんをフォローしておくと、モデル募集のお知らせをタイムリーにチェックできます
私の場合、Instagramで地元の美容室をフォローしていたところ、「ヘアカタログ撮影のモデル募集」という投稿を発見。すぐに応募したところ、翌週には撮影が決まりました。このときの写真は後日サロンのホームページにも掲載されて、とても嬉しかったです。
サロンモデル募集サイトの活用法
サロンモデル専用の募集サイトも数多く存在します。代表的なものとして、「Coupe(クープ)」「ミニモ」「モデカ」などがあります。
これらのサイトでは、条件(地域、希望の施術内容、日時など)を指定して検索できるので、自分に合った案件を見つけやすいのが特徴です。また、サイトを通しての応募なので、個人間でのやり取りに比べて安心感があります。
私がよく利用しているCoupeでは、プロフィール写真と希望条件を登録しておくと、美容師さんからオファーが来ることもあります。実際、私は東京都内の美容室から「ボブからショートへのイメージチェンジモデル」としてオファーをいただいたことがあります。
信頼できる募集サイト一覧
サロンモデル募集サイトにもそれぞれ特徴があります。主要なサイトを比較してみました。
サイト名特徴安全性Coupeプロ・半プロ向け中心、報酬案件も多い高ミニモ一般ユーザーにも使いやすい、初心者向け中モデカ掲載サロン多め、地方都市の案件も充実中
Coupeは、私が最もおすすめするサイトです。プロや経験者向けの案件が多く、報酬のある案件も比較的充実しています。サロンの審査も厳しいため、安全性も高いです。ただし、競争率が高く、経験の少ない方はオファーをもらいにくいことも。
ミニモは、美容サービス全般の予約サイトとしても有名で、初心者にも使いやすいインターフェースが特徴です。サロンモデルだけでなく、ネイルやアイラッシュのモデルも募集されています。私も娘を出産後、ブランクがある状態で再開する際にはミニモを活用していました。
モデカは、全国のサロンが多く掲載されているのが特徴で、地方在住の方にもおすすめです。ただし、中には個人サロンなどもあるので、口コミをチェックするなど慎重に選びましょう。
これらのサイトを利用する際のポイントは、まず無料登録から始めることです。有料プランへの勧誘が強引なサイトは避けた方が無難です。また、プロフィール写真は明るい自然光の下で撮影した素顔のものが好まれる傾向にあります。髪型がはっきり分かる写真を複数アングルから用意しておくと、オファーが来やすくなりますよ。
サロンモデルに向いている人・向いていない人

どんな仕事にも「向き・不向き」があるように、サロンモデルにも向いている人と向いていない人がいます。自分に合っているかどうか、事前にチェックしてみましょう。
こんな人におすすめ
美容が好き・髪型の変化を楽しめる人
サロンモデルとして最も大切なのは、「髪型の変化を楽しめる心」です。カットの長さや色の変化を楽しめる方、「お任せします!」と言える方は、サロンモデルに向いています。
私自身、髪型に関してはあまり固執しないタイプで、美容師さんの「こんな感じはどうですか?」という提案にも柔軟に対応できるのが、長くサロンモデルを続けられている理由の一つです。一度、明るめのブラウンを提案されて挑戦したところ、思った以上に似合って日常でも多くの方に褒めていただいたことがありました。そのとき「プロに任せる価値」を実感しました。
人見知りしない/柔軟に対応できる人
サロンモデルは、初対面の美容師さんと長時間一緒にいることになります。また、施術中の会話や、撮影時のディレクションにも柔軟に対応する必要があります。人見知りせず、コミュニケーション能力のある方に向いています。
私も最初は緊張していましたが、美容師さんは話術に長けている方が多く、すぐに打ち解けられました。時には雑誌に載っているような有名美容師さんと知り合えるチャンスもあります!
美容師を応援したい、協力したい気持ちのある人
サロンモデルは単なる「格安で施術を受ける方法」ではありません。美容師さんの技術向上や作品作りに協力するという側面があります。特に若手美容師さんの場合、あなたのモデル協力が成長の糧になります。
私がサロンモデルをやっていて最も嬉しい瞬間は、担当してくれた新人美容師さんが「ありがとうございます、とても勉強になりました」と心から感謝してくれたときでした。その美容師さんが半年後にはスタイリストに昇格したと聞いたときは、少しでも力になれたのかなと思うと感慨深かったです。
やめておいた方がいいかも?
一方で、次のような方はサロンモデルを始める前に一度考え直した方がいいかもしれません。
髪型に強いこだわりがある
「絶対に前髪は切りたくない」「この長さより短くしたくない」など、髪型に強いこだわりがある方は、サロンモデルには向いていない可能性があります。サロンモデルは美容師さんの技術練習や作品作りが目的なので、ある程度の髪型の変化を受け入れる柔軟性が必要です。
私の知人で「絶対に肩より短くしない」という条件を出していた人がいましたが、実際はなかなかオファーを得られずにいました。もちろん条件を伝えること自体は大切ですが、あまりに多いと難しくなります。
スケジュール調整が難しい
サロンモデルの施術は、通常のお客さんより時間がかかることが多いです。また、急なキャンセルは美容師さんにとって大きな損失になります。平日の日中や、週末に数時間単位で時間が取れない方には向いていないでしょう。
私も子育て中のため、保育園のお迎え時間などを考慮して応募していますが、それでも予想以上に時間がかかることはよくあります。一度、3時間の予定が5時間に延びたこともありました。時間に余裕を持って参加できる方におすすめします。
撮影やSNSへの写真掲載がNGの人
サロンモデルの多くは、施術後に写真撮影があり、サロンのSNSやホームページに掲載されることが条件となっています。顔出しNGや写真掲載NGの場合は、モデルとして採用されにくくなります。
もし写真掲載に抵抗がある場合は、事前に「後ろ姿のみ」「顔が分からない角度で」などの条件を伝えてみるとよいでしょう。私も初めは顔出しに抵抗がありましたが、徐々に慣れていきました。今では自分の写真がサロンのInstagramに掲載されると嬉しく思います。
モデル経験を活かす、もう一歩先の活動

サロンモデルとしての経験を積むと、次のステップに進むチャンスも広がります。私自身、サロンモデルを始めたことで思わぬ展開があったので、その経験をお伝えします。
サロンモデルから始まる副業チャンス
サロンモデルの経験は、他のモデル活動へのステップアップにもなります。例えば:
撮影モデル、アパレルモデルへの発展
サロンでの撮影経験を積むことで、カメラに慣れたり、良い表情やポーズが分かるようになります。私の場合、あるサロンの撮影に参加した際、たまたま同席していたスタイリストさんの目に留まり、アパレルブランドのカタログモデルのオファーをいただいたことがあります。
また、撮影に慣れることで、自分の「映える角度」や表情も分かるようになり、SNSの投稿クオリティも上がりました。その結果、インスタグラムのフォロワーも増え、小規模ながらインフルエンサー活動にもつながっています。
ママでもできる、時間と条件を選べる働き方
特に育児中の方にとって、サロンモデルは柔軟な働き方ができる貴重な収入源になり得ます。私も4歳の娘を育てながら、月に2〜3回程度のペースでモデル活動をしています。
サロンモデルの良いところは、自分のペースで案件を選べること。保育園のお迎え時間に合わせて午前中だけの案件を選んだり、週末の娘が父親と過ごす時間に合わせて予定を組んだりと、家庭との両立がしやすいんです。
私の場合、月に2〜3回のモデル活動で、美容代の節約と合わせると月に約2万円程度のメリットになっています。決して大きな金額ではありませんが、好きなことをしながら得られる副収入として、とても満足しています。
モデル事務所に所属するには?
サロンモデルの経験を積み、さらにステップアップしたい場合は、モデル事務所への所属という選択肢もあります。ただし、事務所に所属する前に知っておきたいポイントがいくつかあります。
所属前に知っておきたい注意点
事務所によって特色が異なる:ファッションモデル専門、ビューティーモデル専門など、事務所ごとに得意分野が異なります。自分の希望に合った事務所を選びましょう。
契約内容をしっかり確認:専属契約か非専属契約か、報酬の取り分はどうなるのか、必ず事前に確認を。私が以前所属していた事務所では、仕事の報酬の30%が事務所のマージンでした。
経費の負担:プロフィール写真の撮影費用や、ポートフォリオ作成費用など、所属時に必要な経費が発生することもあります。
年齢制限:多くの事務所では年齢制限があります。ただ近年は、40代・50代向けのシニアモデル専門の事務所も増えているので、年齢を気にする必要はありません。
カメラテスト・面談のリアルな流れ
モデル事務所に応募すると、通常はカメラテスト(フォトテスト)と面談があります。私が経験したカメラテストの流れはこんな感じでした:
エントリーシート提出:基本情報と自己PRを記入
一次書類選考:写真と基本情報で選考
カメラテスト:様々な角度から撮影。メイクは自分でする場合が多い
面談:志望動機や今後の活動についての質問
結果連絡:1週間〜1ヶ月程度で連絡
カメラテスト当日は緊張しましたが、「素の自分を見せる」ことを心がけました。派手なメイクや独自のポーズよりも、自然な表情や姿勢が重視されるケースが多いです。
面談では「なぜモデルになりたいのか」「どんな仕事がしたいか」など、モチベーションを問われることが多かったです。明確な目標や、自分らしい言葉で答えることが大切だと感じました。
まとめ:サロンモデルは第一歩に最適。あなたらしいスタートを応援します
ここまで、サロンモデルの実態や始め方についてお伝えしてきました。最後に、私からのメッセージを。
サロンモデルは、モデル活動に興味はあるけれど「どう始めたらいいのか分からない」という方にとって、最適な第一歩です。プロのヘアメイクを体験できる楽しさ、そして自分の新しい一面を発見できる喜びがあります。
私自身、出産を経て一度はモデル活動から遠ざかっていました。「子持ちの32歳に需要はあるのか」「昔と同じようにできるのか」と不安でいっぱいでした。でも、勇気を出してサロンモデルに応募してみたところ、美容師さんたちは温かく迎えてくれ、「ママモデルだからこそ需要がある」と言ってもらえたんです。
一歩踏み出してみると、景色は大きく変わります。サロンモデルとしての活動は私に自信を取り戻させてくれました。そして何より、「好き」を仕事にできる喜びを再確認できました。
最後に、サロンモデルに挑戦したい方へのアドバイスです。完璧を目指さなくていい。まずは自分のペースで、無理のない範囲で始めてみてください。そして、失敗を恐れず、新しいスタイルや経験にオープンな心を持ち続けることが大切です。
あなたらしい「サロンモデル」の一歩を、心から応援しています!